fc2ブログ
人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 モコちゃん
2016年11月07日 (月) | 編集 |
3歳になってから10年、口内炎と闘病したモコちゃんが、サビちゃんたちのいる
天国に逝ってしまいました。

名古屋に来て、はじめて保護した猫でした。
もう13年も経ったんだと思うとともに、13年一緒に暮らした子がいなくなるのは
寂しいです。

口内炎が発症してから、病院へ連れて行くたびに私から距離を置き、抱っこもできなくなりました。
傍によるだけで、またかごに入れられて、車に乗せられて、注射打たれて。と
わかるんですね。
1年くらい外猫をしていた子だったので、小さな足でいろんなところを走り、
いろんな冒険したと思います。

餌をあげていて、「何で餌をやってるんだ」とお爺さんから文句を言われたこともありました。
自分も食べるくせに、なんで猫がご飯食べちゃいけないのか?
と思ったけど、
この子は避妊手術も済ませ、地域で可愛がっている猫です。と言うと、
一歩さがって頭をぺこりと下げ、
「言い過ぎて申し訳なかった」とお爺さん。
そんなこともあったっけと思い出します。

でもある冬の凍るように寒い日、
カチカチの土の上で、うずくまって寝ようとしている様子を見て、決心して
連れ帰りました。

実はモコちゃん、一度は譲渡しましたが、譲渡先のお宅の4階窓から飛び降りて逃げ出し、右前足を
骨折しながら行方不明になりました。
毎日、探しに行きました。
あきらめかけた頃、迷子猫のチラシをみて電話をくれた女性のお陰で、
脱走して1週間後の大雨の日に再び保護し、
その後はもう誰にもあげず、自分の所に置くことにしました。

食べることに貪欲で、外で1年間人間の食事の残り物を貰っていたせいか、
人の食べるものが大好きでした。

いつも小首をかしげ、「何食べてるの?」と自分の餌を平らげた後、
鳴きながら寄ってきて離れないモコちゃんでした。

ここ最近は好きなものを、あげていました。
お刺身も、煮魚も、鶏肉もちくわも。
猫缶も他の猫よりいつも多めにあげていました。
食べることがとにかく大好きだったから。食べてるモコを見るのは嬉しかったです。
食事の後は、仰向けでいびきをかきながら良く寝ていました。
モコちゃんのいびきは家の平和でした。

亡くなる3日前から、妙にベッタリし、抱っこまでさせてくれました。
脳に腫瘍ができていたようで、痙攣をおこし、急に倒れた時はビックリしました。
あまり苦しむことなく、逝ってくれたのでそれだけが救いです。

手のかかった猫だけに、なんだか寂しくなります。
モコちゃん、
病院ばっかり連れて行って、ゴメンネ。

CIMG4479moko.jpg
モコちゃん、ありがとうね。ちゃんと、2回捕まってくれて。












コメント
この記事へのコメント
もこちゃん お休み
もこちゃんと福ちゃんの お付き合いの一端を 初めて知りました。
もこちゃん、たくさん食べて 頑張って生きたね。
もう会えないけれど 天国でゆっくり休んでいてください。

2016/11/08(火) 00:00:10 | URL | 森の妖精アイ #-[ 編集]
13年間ありがとうございました。
モコちゃんは温かいおうちの中で見守ってくれるヒトにおくられて幸せだったと思います。
2016/11/08(火) 00:22:13 | URL | mina T #-[ 編集]
もこたん
有難うございます。この世で縁があって会い、可愛がった動物たちとは、必ずまたあの世で会えるんだそうです。

モコちゃんは、迷わないで、ふくちゃんやさびちゃんや、茶ピーやサバちゃんや、デンちゃんや、シジミちゃんたちがいるところに行き、そこで、美味しいものを食べ、暖かくて、寂しくなくて、いじめる人間もいなくて、天使たちにうんと可愛がってもらえると思います。

2016/11/08(火) 22:05:25 | URL | メタボな福ちゃん #-[ 編集]
モコちゃんのご冥福をお祈りいたします。
体調が悪くなって不安になった時に甘えていった福ちゃんのこと、すごく信頼して好きだったんですね。
きっとお兄ちゃんやお姉ちゃんが迎えにきてくれていると思いますよ。
2016/11/09(水) 10:24:26 | URL | 東区の婆と娘 #tpKJEkJ6[ 編集]
モコ
ありがとうございます。棺に入れたものと同じピンクのユリの花が今満開になって部屋中匂わせています。
モコちゃん、一番良いところで好きだった福ちゃんたちと一緒にいると思います。
2016/11/11(金) 08:38:46 | URL | メタボな福ちゃん #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック