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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 初島の猫たちの話
2009年02月11日 (水) | 編集 |
熱海に初島という小さな島がある。フェリーで25分くらいのっていくらしい。
今この島ではネコ問題が深刻化している。

もともと、島民が生活の糧にしていた農作物をねずみから守るため島に猫を連れ込んだらしい。
時が移り、生活の糧は農作物の販売から観光事業へと移行した。
そうなるとネコは厄介者に早変わり。

餌やるなと島民が一丸となり、ネコを飢え死にさせているらしい。
島でなければなんとか猫たちもがんばれるが、四方を海に囲まれている。
餌取りにも限界があるようだ。

猫減らしにこの方法が有効的とは到底思えない。
飢えてても繁殖はするし、この事件を知って熱海市そのものへの暗い印象が一層暗くなった。
なぜか熱海への印象は以前から暗い。東京から簡単にアクセスできるが、高齢者と温泉といったイメージしか涌かない。

東京の友達もこの件に関しては知っていたので、結構知られている問題らしい。
ボランティアさんが2日に1度、交代で船に乗って島まで行き、餌やりやトイレの世話、手術のための捕獲、病気の猫の保護なんかをしているそうだ。
島民が愛情を持って接すれば、ネコも人に馴れ、家猫としてやっていけるネコが増えれば猫の数は減ってゆくと思う。
なんといっても地理的には東京に近いから、譲渡掲載への都内からのアクセスも来るだろう。
多種多様な人たちが住む大都会には、個性的な顔をした猫や誰も貰ってくれそうにない猫にもアクセスがある。
私が心配した東京の猫たちも随分そういった人たちに助けられた。
残った猫達は、みんなで世話をして太らせてあげたらいい。そんな島になれば、癒しを求めて行ってみたいと思う
人も増えるだろう。何しろ東京から近い。

島民が手伝えばもっと猫の数は減ってゆくと思うが、誰も手伝わないみたいだ。手伝うと村八分にされちゃうのかしら?
島民全員がネコ嫌いとは到底思えない。隠れ猫タリアンがいるに違いない。でも声が上げられない。
中心となる人物で大きく左右されるネコ問題。

お金落としていく観光客には愛想よく。住めと言われても、決して住めない所である。
命への尊厳マイナス90%。子供の教育にもよくない。

和歌山駅長たまちゃんに会いにはるばる東京や名古屋からでかける人もいる。
フランス映画からのお誘いを受けたり、億単位の収益をあげることもできた、たま駅長やその助役猫たち。
この違いは何?
。。ハートですねぇ。。ハートがマネーを産むんですねぇ。。そっかーだからうちの会社は儲かってないんだ!!
いずれにせよこんな島でお金を使ってバケーションを楽しもうなんて気にもならないニャン
私は駅長たまちゃんと、おサルの孤児マルコちゃんを見に出かけたい!
初島の猫たち少人数のボランティアさんたちが寄付や物資なども募っているようなので、もしご興味あればHP覗いてあげてください。http://www.geocities.jp/inuneko_hl/top_index.html

コメント
この記事へのコメント
はじめまして、とら猫と申します。
そうですね~、この件については島民の言い分もわからなくはないんですが、観光事業を生業とする島としては、情報があっという間に伝わるこの時代に、こうした「おらが島のことによそもんが口を出すな」的対応は誠にセンスがないと思います。ひとかけらの優しさで、状況はいっきに好転すると思うんですけど… それすらも身勝手、無責任、理想論と片付けられちゃうんでしょうね……。
2009/02/12(木) 12:13:33 | URL | とら猫 #bIaWWfBk[ 編集]
Re: タイトルなし
トラ猫さん、こんにちは
解決法が一つしかないことは明白なのに、理解できない頑なさが一層島のイメージも悪くするんでしょうね。
2009/02/14(土) 12:07:03 | URL | めたぼなふくちゃん #-[ 編集]
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