飼い主のいない猫たちの地域での共生を目指します。 生き物に優しい町は人にとっても住みやすい町。
 お婆さん
2016年01月18日 (月) | 編集 |
鼻筋こと、ハナちゃんが先週しばらく姿を見せなかったとき、
6年ほど前に手術や餌やりの理解を取り付けたく、
ピンポンした家に、6年ぶりに出向いた。気乗りしない再訪問だったけど、
仕方ない。ハナちゃんはその家から時々出てくることがあったから。

話さないと何も手がかりが出てこないし。

6年ぶりに行くと、また同じおばあさんが出てきてくれた。
年をとり、以前より一回り小さく見えた。

こちらの用件で出向いたのに、お婆さん、私たちの前に姿を現すと
身内の話から、最近の事件の話まで、
一気に全身を使って話し出した。
とりつくしまなし。状態。

一緒に行ったMさんもあっけにとられ。
しばらく観察した後、
とにかく気が済むまで
聞き手になるしかないと腹を決めた。

ようやく話が途切れそうになったので、
すかさず、猫の話を振ると、
「白い猫が、この間大喧嘩して、毛がそこらじゅうに待ってたのよ!」と
両手を使って、説明する。
「メスで発情期が来たのよ」とお婆さん。

「あの子はオスで、手術終わっていて、印に耳の先にカットしてあります」と
やっとのことで言うと、
「そんなの見えるわけないわ。」
「でもほんとにオスなの?」とお婆さん。
「はい。オスです。白雪姫みたいに可愛いけど、オスです」と私。
確かに。。高齢者に耳カットは見えないに違いない。

そのままの流れで、鼻筋のことを聞こうとすると、
今度は、岐阜の身内の話に。。
その後は、センターから処分されそうになっていた犬を引き取った誰かの話。。
「あ~。。」
その後は、若年層の犯罪の話。。
「世の中おかしすぎる」と言って涙ぐむお婆さん。
「。。おかしいですよね、ほんとに」このときはMさんと率直な感想を。

終盤に入り、猫にお弁当をあげる人の話になった。

その頃には、私も力尽き、

「片付けないといけないですね。でも、猫も食べないと生きられないんですよ」と言うと、
おしゃべりだったお婆さんの口が急にピタリと止まった。。
??
私の目をじっと覗き込み、目がみうみるうちに赤くなり、
「。。ほんとに、そうだわな。わし、、猫きらいじゃないんだわ」と涙ぐむ。
戦後、きっとひもじい思いを体験したお婆さん。80代後半かなあ。

結局、30分以上の立ち話の間、肝心の鼻筋の話は10秒足らず。
明日になったら今日話したこと忘れちゃうかな、お婆さん。。と思いながら
お婆さんとさよならした。

猫のおかげで、いろんな人と話す機会にめぐまれる。
この際楽しまないと、続かない。です。





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