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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 ハナちゃん
2016年01月10日 (日) | 編集 |
年明け早々、仲間のMさんがお世話していた猫が、どうやら事故に遭い、亡くなりました。
地域の猫の手術を一生懸命してくれている知り合いのおじさんが世話していた猫も、
車の事故であっけなく、もっていかれました。4年ほど前、譲渡しようかおじさんから相談されましたが、
人なれがかなり悪く、諦め去勢と耳カットをし、地域の猫にした茶虎でした。でも
おじさんだけにはとてもなれていたんです。

こういう活動を長く続ける人の多くは、
突然の事故で世話していた猫たちを持っていかれると、かなり落ち込みます。
全ての猫たちを家で飼ってあげたいけど、いろんな意味で非現実的。
だから「ごめんね」を繰り返す。

私自身も、ここ4日ほど、5年も面倒をみている鼻筋が、姿を見せず、かなり動揺していました。
昨日の譲渡会も、実は、心ココにあらず。みたいな状態でした。

心が、生ぬるい川の中でずっとおぼれているような状態で、寝ても醒めても心配で、何度か足を運び
あたりを探しましたが、見つからず。
Mさんから「大丈夫生きてるよ。」と言ってもらっても、
まぶたの奥がずっと重い感じがしていました。

駄目もとで、ご近所にピンポンし、説明して情報を聞いたり。
3時過ぎ、以前、鼻筋たちに声をかけてくれていたKさんから携帯に電話が入りました。

Kさんのだんなさんが、2日ほど前、
鼻筋が前足を引きずって歩いていたと教えてもらいました。
これを聞いたとき、ようやく、生ぬるい川の底に足が着いた気がしました。
「よかったぁ」
おそらく喧嘩。
喧嘩でよかった。
そう思いました。
デカい新参者の雄猫たち、片っ端から手術して「おとなしくさせてやる」
と思いました。

鼻筋を見なくなって5日目、いつもより早い時間に現場に行ってみると鼻筋がそこに待っていてくれました。
「よかったぁ」
2年前、家猫修行に失敗した鼻筋ですが、いつか必ず連れ帰りたいです。

今日はフクちゃんの命日。
大好きな懐石のカリカリとお水と、ピンクの花を飾って、お線香。
「ふくちゃん、鼻筋帰ってきたよ。アリガトウ」

手術をしながら、面倒をみている人達が、少しでも辛い思いをしないで欲しいと思いますね。



コメント
この記事へのコメント
とにかく心揺さぶられます・・・。鼻筋ちゃん、いてくれてほんとうによかったです!!
2016/01/11(月) 05:18:32 | URL | Takasima #-[ 編集]
お外の子達
皆同じ気持ちですよね。
2016/01/17(日) 23:51:56 | URL | ふくちゃん #-[ 編集]
外猫たち
皆同じ気持ちですよね。
2016/01/17(日) 23:52:24 | URL | ふくちゃん #-[ 編集]
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