飼い主のいない猫たちの地域での共生を目指します。 生き物に優しい町は人にとっても住みやすい町。
 ハグレー
2015年11月29日 (日) | 編集 |
13年前に八王子のAさん親子に譲渡した、かわいいハグレーちゃんが、11月27日に天国に行ったと知らせを受けた。
ハグレーはルシファーとなり、13年Aさんたちと一緒に過ごした。享年14歳。腎臓がもたなかったよう。

私のフクちゃんがまだ生きていれば、同い年。おそらく、お父さんは同じだったかもしれない。
なんとなく、毛色や体つきが良く似ている。ふくちゃんもたったの9年で腎臓を病んであっけなく逝ってしまった。

28日の朝、起き抜けにぼんやり、Aさんが描いてくれた、ハグレーをモデルにした、トールペイントの作品をまじまじ見ながら、
こんな可愛らしい帽子とドレスをつけたハグレーは、なんてメルヘンチックなんだろうと、思いながら。。

Aさん親子にとって、10年以上飼っていても抱っこもさせてくれないこの猫は、
どういう存在なんだろう。などと考えていた。(うちにもそういうのはいるが、私の場合はやむを得ない事情がある)
ハグレーは、譲渡した当初、普通に触れもしない、人間怖い怖いの猫パンチ猫で、
貰ってくれたAさん親子の寛大さに頭が下がる思いだった。
Aさんは、まもなく、ハグレーをモデルにした、絵本まで出版する。
私たちをそこまで触発するハグレーのオーラは半端じゃない。

そんなことを考えていた朝、携帯にメールが入って、亡くなったことを聞いた。
驚きと、寂しさと、ずっと会っていなかったハグレーを想った。

ハグレーは、生まれた仔猫たちを一生懸命育てるのを、私に
間近で見せてくれた初めての猫だった。1歳になるかならない頃、ハグレーは初めて
4匹仔猫を産んだ。1匹は死んでしまい、その仔猫がミイラになっても、ずっと咥えて、残りの3匹の仔猫を従え、
どこへ行くにも一緒だった。
愛情深いお母さん猫だった。

そんなハグレーたちが野良猫ゆえに一部の人達から疎ましく思われているのは、不憫だった。
仔猫たちを里子に出し、最後に残ったハグレーはAさんのお宅に貰われていった。

ハグレーは、猫にさほど興味のなかった私が、
野良猫がどうしてこんなに邪険に扱われないといけないんだろうかと、
初めて、考えさせてくれた猫だった気がする。

ハグレーは、茶ピーと同様、私の先生だったような気がする。
猫問題だけでなく、
これまで気にも留めていなかった社会のさまざまな問題を別の視点から
考えさせるヒントをくれた存在だった気がする。

小さくて、柔らかくて、可愛い、生き物。
私は飼ってあげられなかったけど、Aさんの娘さんのきれいなMさんが可愛がってくれたおかげで、ふくちゃんや茶ピーよりも
長生きできた。亡くなる晩には、Mさん親子の帰りを玄関で待っていたそう。そして、初めてMさんに抱っこされて、いつも寝ているMさんの部屋に連れて行ってもらったそうだ。看取ってもらえて良かった。

ハグレー、ありがとう。安らかに眠ってね。
DSC_1631_hagure.jpg
Aさん、Mさん、有難うございました。









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