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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 しじみちゃん
2015年03月11日 (水) | 編集 |
お痩せのシジミちゃん。 昨年夏に捕獲し、里子に出そうと思っていましたが、トイレのしつけができず、
泣く泣くもといた場所にリリースし、それまで世話をしてくれていた人にお願いして様子を見ていました。

リリースしてしばらくすると、しじみと仲良しだったオスの黒猫(去勢済み)がいなくなり、おそらく事故にあったと思うのですが、しじみちゃん、1匹で越冬しました。
寒かったと思います。毛布を持って行ったりしましたが、ただでさえ太れないシジミちゃんには、
とても辛い冬だったと思います。

その後、世話をしてくれていた人から、下痢が酷いので面倒みきれないと連絡があり、やむなく
触れないシジミちゃんを、なんとか捕獲し、家に持ち帰りました。しじみを虐める猫と隔離するためシジミちゃんは
ケージ飼いでした。時間をみて部屋に放したり、2回目の同居は1回目のときよりうんと楽でした。

下痢は次第に治り、体中についていたしらみもようやく綺麗になりましたが、
ハゲだけは、治るとまたハゲるといった感じで、通院を余儀なくされていました。
抱っこは怖がりますが、触ると嬉しいようで、シッポをぴーんとさせる甘えん坊です。

ここ2、3日、自分の寝床でおしっこをするので、どうしたんだろう。と思っていました。
頭悪いんじゃないの?と叱ったりしましたが、頭が悪いのは私でした。

いつもお茶碗4杯分くらいの餌をねだっていたシジミちゃんが急におとなしくなり、餌を残しました。
おかしいと思い、すぐ病院へ連れてゆくと、
白血病と診断されました。ウィルス性ではない白血病らしいです。極度の貧血で、とてもトイレまで
歩けないから寝床でおしっこをしていたことがわかりました。
すぐに1段ケージに変え、ダンボールの部屋をケージの中に設置しました。

元々、生まれつき虚弱な猫だと自分でも気づいていましたが、虚弱でも長生きしてくれたらいいと
思っていました。
毎朝、、毎晩、吼えるように泣いて餌をねだっていたシジミが、ピタリと泣き止み、暗いところに1日じっとうずくまり
水も飲まない姿を見ると、こたえます。
擦ると、嬉しそうに体をクネクネさせます。
獣医師と相談し、明日から家で補液をしようと思います。少しでも楽になるようにしてあげたいと思います。
縁あって連れ帰ったシジミちゃん。どうしてこんな小さな無力な生き物に難しい病気が発症するのか。

ギリギリまで一生懸命ご飯を食べていたシジミちゃんに、好きなだけ缶詰をもっと
食べさせてあげればよかったと。。悔やまれて仕方がないです。
苦しまないで逝かせてやりたいと願うばかりです。
シジミちゃんは家で保護されて世話をやいてもらえます。
でも、誰の目にも触れないで、寒い外で、死んでゆく野良猫はたくさんいます。
だから、繁殖させないために避妊去勢手術が大事だと思うんです。


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