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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 白猫
2014年02月20日 (木) | 編集 |
昨年暮れあたりから、ブリ子、ゴロミちゃん、モッ君、ミーヤたちを保護した地区の女性とコンタクトをとり、「なごやかキャット」事業のお話をしました。

どこの町でも同じことが言えますが、地区の会長は、持ち回りで、かつ、高齢者の方が多く、どんな問題もあまり関わりたくないというのが本音のようで。
助成金が全額カバーしないとなると、会長さんはたぶん耳を貸さないでしょうと奥さん。
困ってはいるんですけどね。
どこでも同じです。ここをクリアしない限り、残念ですが、広く浸透しません。

とにかく「餌やるな」は、解決しませんと理由を説明し、帰りましたが、自転車で毎晩現場に来て、逃げるように餌を撒いて走り去るあのおばさんの後ろ姿を浮かべると、数人で家まで押しかけ、一人を責めるのはまるでいじめのようだと思ったわけです。

「迷惑になる、ならない」とは別問題で、何かに対して、可愛そうと思う気持ちを止めなさいと誰も強制できないです。その可哀想という気持ちがどの程度のものなのか、それだって同じにしなさいとは言えないわけです。

見てしまった場所を無視できず、タイミングを見計らって、数匹のTNRをしてきましたが、まだ肝心のママにゃんが捕まらない。。。

寒風の中、じっと我慢で見張っていると、なんと、ミーヤに瓜二つの がたいのわりにかなり痩せているオス猫参上。絶対お父さん!翌日の予約は一匹しか入らなかったので、オスの去勢は後回しとし、カリカリをあげると、冷たい風の中、気の毒なくらい完食。

そのお父さんが去った後、
保護ケージを仕掛けて、ママにゃんを待機中、少し目を離したすきに、白いオス猫が保護されてしまいました。仕方なく、ママにゃんをあきらめ、車に積んでからよく見ると、首の辺りが真っ黒。「何これ?」
何なんだろう。と思い、懐中電灯で照らしてみると、首周りの皮がえぐれ、真っ赤な血で覆われていたんです。
「ぎゃーっ」引っくり返りそうになりました。
交通事故以外で、こんな傷を負っているネコ、これまで見たことがないので、ショックです。
なんでここまで喧嘩したんでしょうか。。餌の確保がままならないエリアなので、気の立っているネコが多いのでしょうか。

首をよく見ようと近づく私に「ぷっ、パッ」と、威嚇する怖いノラちゃん。とても触れそうにないので、去勢手術と同時に、首の手当てもお願いしました。10日くらいは保護していないと、傷、治らないかも知れないです。と先生。

よく見ると、「猫侍」の白猫によく似た白猫。
ノラで産まれたくなかったよね。飼い猫として愛情かけてもらえない星の下に産まれたネコは可愛そうと、つくづく感じた晩でした。
フラッシュで顔が映っていませんが、傷だけは見えます。
CIMG8446.jpg
とんでもない子を捕まえてしまった気がします。。
しかたないよね。
でも泣きそうです


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