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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 サビちゃん
2013年07月30日 (火) | 編集 |
我が家の保護猫たち、5歳から口内炎になっているモコちゃん。もう4年治療している。
よだれがひどく、薬も効かなくなったけど、まだ食べてる。

サバちゃんは、茶ピーやふくちゃんと引越しを繰り返し、ずっと一緒。今年で13歳。下痢気味で、痩せる一方。
免疫力低下しています。歯周病がひどく抜歯もしたけどあまりよくならない。
この2匹を心配しているさなか、ウサギしっぽの雌猫のサビちゃんの様子が変なことに気づいた。

毛並みがひどく悪い。
9年も一緒にいるけど、触れないサビちゃん。会社を早退し、必死で追い詰めて洗濯ネットに入れて
病院へ。
鎮静剤を打っての検査。人をとても怖がる。抱っこできたことがない。
茶ピーが生きている頃は、いつも茶ピーにべったり。茶ピーは性格も良く、ハンサムでどんな雌猫からも
完璧にもてていた。その茶ピーが昨年4月、桜が散るようにあっけなく、肝臓癌で逝ってしまった。
私にも身内にも、猫たちにも相当こたえる現実だった。

よいお宅に貰ってもらえると思い保護し、家においたサビちゃん。
でもサビにとっては、人間はストレスの要因以外何物でもない気がする。
今でも、目を合わせると、はーっと威嚇する。
検査の結果、腎臓、肝臓の数値がとても悪く、まだえさを食べているのが不思議だと先生。
サビは、病院にお泊りになった。

鎮静剤が効いている間の治療となった。体中にくしを入れ、皮が一枚脱げたようにさっぱりして小さくなってしまったサビ。
鎮静剤が効いている間、初めてサビちゃんのお腹を撫でることができた。
体重は3kを切っていた。

翌日入院しているサビを見舞いに行くと、点滴をし続けても、数値が改善されると思えないですと言う先生と相談をし、さびを家に連れ帰ることにした。
病院のケージからキャリーに移すのも一苦労。息を呑んだ。
どうしてこんなに人間嫌いなんだろう。

これほど本能の強い猫は動物としてはかなり優秀だと先生。
そういう褒め言葉をくれたのは先生が初めてですと私。

鎮静剤から醒めたサビにパンチされた先生の腕が痛そうだった。
肝臓が悪くなると、黄疸がひどくなり、脳に異常をきたすそう。
いつも二日酔いのような気分になるらしい。つまり気持ち悪い。
じゃあ安楽死させたほうがいいのでしょうか?そこまでの苦痛ではないと思いますよ。と先生。

病院で死なせるか、家で死なせるか、生き物一匹飼うのは、費用面だけでなく、気持ちの覚悟がいるとつくづく
感じる。

触れないサビに万が一何か起きても、そんなにへこまないと思っていたけど、そんなの嘘。
触れなくても家の中のどこかで元気にいてくれるサビが好きなのに。


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