飼い主のいない猫たちの地域での共生を目指します。 生き物に優しい町は人にとっても住みやすい町。
 手術の無償化 横浜市
2012年12月19日 (水) | 編集 |
数週間前のこと。瑞穂区に住むある高齢女性の方が保健所経由で電話をかけてきた。
保健所の担当者からは事前に、そういう方が相談の電話をかけてきますが、対応をお願いしますと言われていた。対応とは、プロテクションケージの貸し出しと病院の紹介でよいですか?と職員に念押しすると、はいそうです。という返事。
1週間経過しても、本人から電話は来ず、気になったので、再度保健所に電話をし、当該者から電話がきませんが、大丈夫でしたか?と聞くと、確認しますとのこと。

その数日後に、当該者から電話がかかってきた。「保健所から電話するように言われたのでかけたけど、何でしたか?」と女性。
「!?、猫の手術をしたいから器材を貸してほしいと聞いていますが」と言うと、「そんなもの置いたら、たくさんおるから、どの猫が入るかわからんわね。」TNRの有効性を話しても「お金もない」という返事。

保健所からの話と違う。私も忙しかったので早々に電話を切った。

結局、この方は、近所に住むMさんから説得されて、2匹の手術をしてくれたらしい。なんでも外中自由にさせている、自分の飼い猫について家の中まで入ってくるネコたちらしい。
ところがどうやらついてくるのは2匹どころじゃないらしい。まだ数匹いるらしい。この女性が続けてTNRをしてくれるかと言えばおそらく、どうだろう。一部の先生たちの協力価格は1匹5000円~10000円。破格値である。それでもこの人が手術を続けるかどうか。こういう人たちが大勢いる。せっかく2匹手術をしても、残り3匹ができないとまた数は元に戻る。

やはりお金が問題なのである。

既に、東京千代田区、杉並は野良猫の無償手術を行っている。来年からは横浜市も野良猫の無償手術を事業として開始する。心のある議員さんが数名、市議会を動かしたようだ。愛護センターで去勢不妊手術を無償で始めるらしい。手術をするセンターの獣医師が猫達の手術に精通するよう、熟練獣医師の指導もあるそう。持ち込む側も心強い。

名古屋も税金を投与し、愛護センターなどで、去勢不妊手術を無償で行う措置をとらない限り、ネコ問題解決への道のりは遠い。一部の人たちにだけ負担を強いるやり方を変えないと、今の現状は変わらない。手術を無償にし、少しでも一般市民の関心が高くなれば、地域猫が定着する日もくる気がするが、今のところ、トンネルの向こうは見えないし、目の前の猫達の世話だけで
精一杯の感じがする。

無償化が実現すれば、そこで初めて、ボランティアによる、センターから譲渡に向けた生態の引き取りが、有効な愛護活動になると思う。今の現状は、残念だけど、刹那的な、持続可能とも思えない、もぐらたたきに他ならない。



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