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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 不妊・去勢手術の必要性
2012年06月24日 (日) | 編集 |
まずは無事に貰われていった東区のBさんが保護して一生懸命里親さんを探していた黒猫ナルちゃんの現在の様子。人間の骨折りなんて、カンケー無いニャ。
1年近く、毎回譲渡会に参加していたやんちゃなナルちゃん。
narucute24.jpg
里親さんちですっごく幸せそう。よかったにゃ。

名古屋の愛護センターへ行ってきた。
数匹でも命のリレーの手伝いができればと思って説明を聞くためにお邪魔した。

5月は1日100匹の乳飲み子がセンターに運ばれ、たらしい。
家の縁の下に子猫が産まれている、とか、事情はさまざま、だが猫がこんなところで育てば迷惑。
とにかく何とかして欲しい。と収容を依頼する人がいる。多い日はもっと収容されるらしい。
収容された猫たち、どうするんですか?と聞くと、処分していますと。
そりゃあ、保護する場所もお金も労力もないよね。
子猫が庭に生まれたみたいなので、里親さんを探したい、協力して欲しいと私に連絡をよこす人は、
私的に言えば、そうとう心がある人たちだと、説明を聞きならがら感じた。

乳飲み子を殺し続けても、親が手術されていない限り、延々と続くもぐらたたきである。事実をCMを使って放映されてはどうでしょうか?と職員さんに思わず言ってしまった。
これを聞いても、餌だけあげて可愛がっているつもりでいる人たちはなんとも思わないのだろうか?
もちろん、えさやりさんだけが悪いわけでない。みんなの無関心がこの数をはじき出している。

手術には費用がかかる。費用がかからないように策を練っていくのも私たちの
すべきこと。「もってゆけ」とまくし立てられれば、センターの職員の人たちも立場上、言いたいことも
言えない。

愛護団体が束になってかかっても、殺処分は止められない。

市民の一人ひとりが、この事実を知り、手術をし、管理ができる社会を作ってゆかない限り、
1日子猫が100匹持ち込まれ、モノのように殺される現実は変わらない。

センターに協力して、年間、何匹救ってやれるか。収容される途方もない数に驚愕し、どうしたものか、途方にくれる有様である。保護する頭数が増えれば保護先も、医療費も、相当必要になってくる。
伝染病の猫でも拾ってしまえば、費用と労力で相当消耗し、当分活動休止状態になる。

TNRしかこの問題を解決しない

でも、このTNRもなかなか進まない。
手術をしてもしても、ひもじい思いをしている猫たちを白昼堂々と世話をすることはできず、
夜にしか餌やりには行けない。捨てられても困るし、いちいち餌を与えているときに、怒鳴られても困るからだ。
嫌いな人に何を言っても、理解はしてもらえない。まともな人はたいてい怒鳴らない。

こんな状況が続く限り、一部の住民が堂々とTNRや地域の猫を可愛がれる日が本当に来るのだろうかと
思ったりする。増えないと殺される猫たちの数は延々と減らない。

センターに一緒に行った、Tさんが、センターの様子がとても変わった。と喜んでいた。
本当に変われる日はいつくるのか、日本中の人が事実を知り、意識を変えないと、変わらない。


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