飼い主のいない猫たちの地域での共生を目指します。 生き物に優しい町は人にとっても住みやすい町。
 人間社会の動物たち
2011年05月08日 (日) | 編集 |
今日は、初めて行った国府宮で、今本獣医さんを交えて、福島の被災地にいる家畜やペットについての質問会のような集まりに参加しました。たぶん一番現場の新鮮な情報を知っていらっしゃる獣医さんの話を聞きたくて、遠方からも皆さん集まっていらっしゃいました。

獣医さんからの現場のお話の後、いきなり話して下さいと言われて、何を話せばいいのかわからず戸惑った私ですが、

家畜の悲惨な映像や、特に、養鶏所のケージに入れられていた鶏たちがえさを求め、首をたれて死んでいる映像は、かわいそう過ぎて言葉にならなかったです。
犬のように痩せた母豚が、仔豚達を一生懸命育てている写真にも胸がつまりました。どうしていまだに救ってあげられないのか、種豚や種牛を育てるのに30年かかるそうです。
これを救わないと、畜産業がさかんな町や村の復興があるとは思えないと感じました。

結局、生き物が生かされる、生かされないは、人が決めることなんだと、当たり前のことを、改めて感じた集まりでした。

TNRを展開し、無駄に命を落とす猫を減らす努力を熱心にする人がいる反面、関心のない人がほとんどの世の中では、いまだに多くの命が保健所に持ち込まれ処分されています。
問題の原点は同じだと思いました。この国に住む大勢の人たちの生き物の命に対する姿勢です。

ペットと、家畜はくくりが違います。
でも飢えて死ぬことはどちらにもされるべきではないです。家畜に至っては、今本先生が言うように、一旦圏外に連れ出し、検査をしない限り、早期の処分は早まりすぎる行為だと感じます。

福島に置き去りにされている動物達の実態を多くの政治家は知らないそうです。

日本全体レベルで家畜やペットへの考え方を、押し上げていかないと、死んでいった動物やこれから死ぬ動物の死は無駄になります。今回の避難でペットを亡くした飼い主が、国や行政に対し、訴えを起こすこともあり得るでしょう。



最近保護されてくる犬達は凶暴なミックス犬が多いです。
しつけのされている犬達は早々と保護されます。保護が簡単だからだとも思います。

凶暴な犬を数匹、抱えてしまった保護のボランティアさんは、犬の世話に手を焼き、嘆いているそうです。牙を向く犬達を月数万円の訓練所に持ち込む人たちもいます。
かわいそうという感情だけでは、できない活動です。他人を噛めば、大問題に発展します。

とてもお金のかかるボランティアです。飼い主が見つかっても、飼育権を放棄する人も多いと聞いています。広い敷地で放し飼いで飼われていた番犬を、集合住宅で飼うことは困難だからです。

私も昨日ある保護犬に左手を噛まれ、痛さで腕がしびれてしばらくうずくまってしまいました。
この犬はもう4人の人を噛んでいます。しつけなど無縁な犬だったと思います。
最終的にはこういう犬だけが被災地に残ってゆくでしょう。

飼い主にしか慣れていない犬の保護には限界があると思います。
狂犬病の予防注射もされていないこういう犬達をどうしていくのか。

ペットにしろ家畜にしろ、福島で何が起きているか知らない政治家たちが実態を知ったとき、リーダー達はまずはどういう判断をするのか、一日も早く知りたいものです。




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