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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 一二三さんと猫
2010年05月16日 (日) | 編集 |
加藤9段の猫騒動、あっさり敗訴。
裁判そのものが稚拙。餌やり禁止、はい罰金。今猫何匹いるんですか?と聞きまくるマスコミも薄っぺら過ぎる。

1日2回餌貰っていた猫達はこの先食べられなくなるの?ごみ漁るのか近隣に流れるのか。流れた先の住民にも猫嫌いはいるに違いない。じゃあ捕まえて殺しちゃえばいい?
先の話が見えない。裁判の決着とは表面だけ整理するようなことなのか。
決着ついたようで、実は全然ついてない気がする。

1対17世帯?19世帯?の住民とは相当ねこ極右?左?な場所なのか。

10年程前、三鷹でもご近所同士で猫達を手術し世話をしている人たちを見かけたことがある。「餌やり禁止」迷惑行為「ハイ罰金」とだけ報道されるとこれまで地道にTNRをしながら管理してきた人たちも同じように括られ「餌やると訴えられるよ」と威張って言い歩く、或いは貼り回る薄っぺらな人たちの標的にされ続けるのだろうか。

遺棄する人、毒まきおじさんや慢性的な虐待お兄さんたちは罰金どころかメディアに実名も出されないのに餌やり九段は罰金刑とえさやり禁止令!全国大勢のボランティア団体がこの判決には戸惑っていると思う。

だいたい餌やらなければ死ぬから数が減る。とペントハウスじゃなくて、テラスハウスに住んでいる住民は真面目に思ってるのだろうか?或いはそんなに世話したいなら一緒に連れて引っ越してゆけ。という話なんだろうか。

もしそうなら、もし穏便に解決する姿勢が両者になかったなら、日本の猫対策は機能していると思えない。
三鷹の保健所は間に入ってまとめることもできなかったのか。

「餌をあげなくても猫は減りません」と言い続けて活動をしている有志は東京には多い。その結果、
関東発のTNRの功績が認められ、京都や福岡など、いろんな地域で今、飼い主のいない猫の去勢避妊手術が無料化され始めている。名古屋や大府市でも猫相談会などが民間人と行政の協力によりさかんに展開され始めている。そんなご時世にこの裁判の判決はあまりにお粗末な気がする。

この敗訴で全国のみんな(団体や個人)の活動が一層やり辛くなることがなければいいと思う。
ゴミをあさる猫を見て、あー嫌だ。みんな処分されればいい!と思っている人ばかりが日本に住んでいない。

好きな人も嫌いな人もお互い主張を少し引く姿勢が無いとまとまる話もまとまらない。
加藤9段もこういう気持ちで裁判の行方を見ている人たちがいることを意識してくれているのかしら。
horita_cream.jpg
「好きで野良してる訳じゃないの。」「お腹空いた。。」 



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