
2010年05月14日 (金) | 編集 |
「愛は霧のかなたに」という映画をご存知でしょうか?
アメリカ映画でオリジナルの題は、"Gorillas in the Mist” 直訳すると「霧の中のゴリラたち」
どこで見たか記憶にも無いけど、何も知らず友達に誘われ見た映画。
この映画を見終えたときのショックは相当だった。
事実に基づいて作られた動物学者とゴリラの話。
舞台は中央アフリカ。アメリカ人の女性学者がゴリラの生態を研究するために中央アフリカの森の中で生活し彼らの観察を続ける。
奥深い森の中で生きるゴリラたちはお互いをいたわりあいながら仲間同士で仲睦まじく静かに暮らす心優しい生き物。そこには人間の欲とは無縁の平和があった。学者は次第にゴリラと仲良くなる。
ところが、中央アフリカ辺りは部族紛争などがその頃も起きていてそのせいで皆貧しく勿論学校なんかも行けず、お金を得るため密猟者が野生動物を捕獲し売買する蛮行が繰り返し行われていた。
ゴリラは4年に1回お産をし、離乳後もお母さんと子供は長いこと一緒にいる。
幼くして親から話されると、寂しさから死んでしまうらしい。
ゴリラは、とてもセンシティブで家族の絆を必要とする動物だとその映画を通じて知った。
密猟者はとにかく捕獲するために母親が子供を抱く腕を斧で根こそぎ切り落とし子供達を持ち去る。
リーダーであるオスのゴリラは群れを守るために必死に威嚇するが、人の持つ武器の前に何の抵抗もできず、子供を抱え悲鳴をあげながら逃げ惑う仲間と共に殺されてゆく。森は一瞬で血一色になる。
この映画を見て私は、私たちにとっては想像を絶するこういう形の野生動物の殺戮が地球の裏側で起こっていることを知った。美しい森と、そこにひっそり住む動物と、ゴリラを必死に守ろうとする外国人の学者と、容赦なく斧を振りかざす原住民。
女性学者は結局、ゴリラたちと一緒に原住民により殺されてしまった。今から20年前以上の話。
この惨事が携帯電話の波及と共にいまだに繰り返されていることを知った。
あの当時より一層悪化しているようだ。
ここ数年間、年間300頭のゴリラが殺されている。食用のためらしい。ブッシュミートと呼ばれるものだ。オーストラリアの甥がこの話を話していたが、あちらでは学校でそういったことも
教わるようだ。
人の欲しがる貴重な資源はゴリラが生息する奥深い場所近くにあることが多い。
携帯や電子機器に使われる材料がこういった地帯の鉱山から採れるため、人間が入ることで、ゴリラが捕獲しやすくなり、現地人は殺して食べるという行為を繰り返しているそうだ。
聞いているだけではぴんと来ないと思うけど、写真を見るとその事実が一瞬で理解できる。
こういう写真を見せるのは非常につらいけど、私のブログを見てくれてる人達だから事実を見て欲しいと思います。
http://bushmeat.net/photos.html
外国のサイトだけど、写真だけで何が起こっているのか理解できる。
親を亡くした子供のゴリラが収容されている孤児院には手足の無い子供ゴリラがたくさんいる。夢であって欲しいと思うような痛ましい光景。
ピューリッツァー賞を受賞したカメラマンの写真には、白い鍋に入れられたゴリラの頭が写っていた。紛争が絶えず起きているような国には密漁の規則もなく、密猟者が捕らえられ厳しい罰則が適応されることもほとんど無いと聞く。結局はやりたい放題。子供を学校に行かせたいために密漁の手配をしている人もいると聞いた。
先進国の勝手便利な生活はこういう動物たちの犠牲の上にあるということをまじまじと思い知らされた。
昨今世間でよく聞く「企業の社会的責任」。
企業の社会的な責任とは こういう現実に対し、然るべき措置を取るべき事だと思う。
何が理由で殺されているのか、食料なのか、お金なのか、
巨額な富を得ている企業はCMばかりに何億円も使わずに、こういう殺戮が繰り返されないよう知恵を絞りそのために資金を使うべきだと思う。
地球の裏側で起きている自分達が引火させたこの惨事の代償を払う取り組みを策定し実行すべきだ。
「植樹してます」「リサイクルしてます」「井戸掘っています」
これだけに留まるならCSRは企業のイメージアップのためだけの飾りになっている気がしてきた。
弱者に犠牲を強いて荒稼ぎをしている企業は貧困国で起きている惨事に対する責任を問われるべきだと思う。
斧やライフルで母ゴリラから引き離され弱って死んでゆく可愛そうな生き物達。
こんなことが未来永劫許されるとは思いたくない。
アメリカ映画でオリジナルの題は、"Gorillas in the Mist” 直訳すると「霧の中のゴリラたち」
どこで見たか記憶にも無いけど、何も知らず友達に誘われ見た映画。
この映画を見終えたときのショックは相当だった。
事実に基づいて作られた動物学者とゴリラの話。
舞台は中央アフリカ。アメリカ人の女性学者がゴリラの生態を研究するために中央アフリカの森の中で生活し彼らの観察を続ける。
奥深い森の中で生きるゴリラたちはお互いをいたわりあいながら仲間同士で仲睦まじく静かに暮らす心優しい生き物。そこには人間の欲とは無縁の平和があった。学者は次第にゴリラと仲良くなる。
ところが、中央アフリカ辺りは部族紛争などがその頃も起きていてそのせいで皆貧しく勿論学校なんかも行けず、お金を得るため密猟者が野生動物を捕獲し売買する蛮行が繰り返し行われていた。
ゴリラは4年に1回お産をし、離乳後もお母さんと子供は長いこと一緒にいる。
幼くして親から話されると、寂しさから死んでしまうらしい。
ゴリラは、とてもセンシティブで家族の絆を必要とする動物だとその映画を通じて知った。
密猟者はとにかく捕獲するために母親が子供を抱く腕を斧で根こそぎ切り落とし子供達を持ち去る。
リーダーであるオスのゴリラは群れを守るために必死に威嚇するが、人の持つ武器の前に何の抵抗もできず、子供を抱え悲鳴をあげながら逃げ惑う仲間と共に殺されてゆく。森は一瞬で血一色になる。
この映画を見て私は、私たちにとっては想像を絶するこういう形の野生動物の殺戮が地球の裏側で起こっていることを知った。美しい森と、そこにひっそり住む動物と、ゴリラを必死に守ろうとする外国人の学者と、容赦なく斧を振りかざす原住民。
女性学者は結局、ゴリラたちと一緒に原住民により殺されてしまった。今から20年前以上の話。
この惨事が携帯電話の波及と共にいまだに繰り返されていることを知った。
あの当時より一層悪化しているようだ。
ここ数年間、年間300頭のゴリラが殺されている。食用のためらしい。ブッシュミートと呼ばれるものだ。オーストラリアの甥がこの話を話していたが、あちらでは学校でそういったことも
教わるようだ。
人の欲しがる貴重な資源はゴリラが生息する奥深い場所近くにあることが多い。
携帯や電子機器に使われる材料がこういった地帯の鉱山から採れるため、人間が入ることで、ゴリラが捕獲しやすくなり、現地人は殺して食べるという行為を繰り返しているそうだ。
聞いているだけではぴんと来ないと思うけど、写真を見るとその事実が一瞬で理解できる。
こういう写真を見せるのは非常につらいけど、私のブログを見てくれてる人達だから事実を見て欲しいと思います。
http://bushmeat.net/photos.html
外国のサイトだけど、写真だけで何が起こっているのか理解できる。
親を亡くした子供のゴリラが収容されている孤児院には手足の無い子供ゴリラがたくさんいる。夢であって欲しいと思うような痛ましい光景。
ピューリッツァー賞を受賞したカメラマンの写真には、白い鍋に入れられたゴリラの頭が写っていた。紛争が絶えず起きているような国には密漁の規則もなく、密猟者が捕らえられ厳しい罰則が適応されることもほとんど無いと聞く。結局はやりたい放題。子供を学校に行かせたいために密漁の手配をしている人もいると聞いた。
先進国の勝手便利な生活はこういう動物たちの犠牲の上にあるということをまじまじと思い知らされた。
昨今世間でよく聞く「企業の社会的責任」。
企業の社会的な責任とは こういう現実に対し、然るべき措置を取るべき事だと思う。
何が理由で殺されているのか、食料なのか、お金なのか、
巨額な富を得ている企業はCMばかりに何億円も使わずに、こういう殺戮が繰り返されないよう知恵を絞りそのために資金を使うべきだと思う。
地球の裏側で起きている自分達が引火させたこの惨事の代償を払う取り組みを策定し実行すべきだ。
「植樹してます」「リサイクルしてます」「井戸掘っています」
これだけに留まるならCSRは企業のイメージアップのためだけの飾りになっている気がしてきた。
弱者に犠牲を強いて荒稼ぎをしている企業は貧困国で起きている惨事に対する責任を問われるべきだと思う。
斧やライフルで母ゴリラから引き離され弱って死んでゆく可愛そうな生き物達。
こんなことが未来永劫許されるとは思いたくない。
この記事へのコメント
とてもゴレラが殺害されている画像は見ることが出来ませんでした。テレビでチンパンジーのお母さんが殺され、その子供のチンパンジーたちが涙を流して泣いている映像を見たことがあります。ゴリラだって同じこと。チンパンジーはエイズ研究のために、クマとトラは漢方薬を作る為に絶滅寸前です。
2010/05/16(日) 21:09:46 | URL | 西濃地域猫の会 #TCUO3iRA[ 編集]
本当に心がつぶれますよね。
世の中信じられないことが起きてる。
私たちはどうすればいいのでしょうね。
世の中信じられないことが起きてる。
私たちはどうすればいいのでしょうね。
2010/05/16(日) 23:46:47 | URL | メタボなフクちゃん #-[ 編集]
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