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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 そんなの関係ねえお婆さん
2010年04月02日 (金) | 編集 |
昨年から7匹の猫たちの手術と2匹の子猫の譲渡を済ませた瑞穂区堀田町のある一角。
えさやりばあさんと近隣がもめにもめ、TNRをすることになったが、
住民からはまったくなんの協力もなし。名古屋はこんな場所ばっかりだ。東京とぜんぜん違う。

プロテクションケージを置かせてくれるお宅は見つけたものの。それだけ。

まだ未手術の黒猫のメスチビがそろそろ手術のできる大きさとなり、
今日庭先でえさをあげている例のばあさんの所に勤め帰りに出向いた。
猫たちはおばあさんに慣れていて彼女が抱っこできることを私は知っている。
そして猫たちが家の中に入れてもらっていることも私はしっている。

だから、このおばあさんの猫たちの保護のためにプロテクションケージは要らない。
なぜなら彼女が抱き上げてキャリーケースに入れられるからだ。悪戦苦闘の結果つかまらず帰ろうとする私たちの前で家の中でくつろいでいた猫を抱き上げてケージに入れるおばあさんを見てポカンとしたことがある。
これでも自分の猫じゃないんだ。と思った。

「おばさんそろそろ黒ちゃんの手術しませんか?」といつものように低姿勢で言うと、
「私の猫じゃないから、触れないし、関係ないわ」変な薄笑みを浮かべ嫌そうな顔をして通り過ぎようとする。
いつもそう。バツが悪いと思ってんだろうか。その裏返しか。

おばあさんにえさを何度も運び、機嫌を取り、近所に私とHさんが土砂降りの週末に謝り理解を促したが、
このえさやりさんはいつもこんな感じだ。協力を要請すると必ず、野良猫だから私は無関係と言う。
捕まえる前にえさをあげないでと頼んでもそんなの関係Nee。

ご機嫌なときは、あの子は私と一緒に寝てるのと平気で話し出すお婆さん。

この人が、もう少しまともな人なら近隣ともめることもないし、数もここまで増えてないと思う。
偏屈婆さんには中指立ててもわからないだろうし。あー面倒くさい。。

あと1匹のこのメス猫が産んだら大変だ。これまでの苦労が水の泡になる。そう思うとおばあさんの近隣にも
腹が立ってきた。あの人が全部やってくれる。アー助かる。そう思ってるだけなんだろうなぁ。。。

最近見かけない猫がいる。おばあさんに聞くと「ああ、あれは轢かれて死んだわ」とあっさり答える。
すずめに米をまく感覚で野良猫にえさをまく。ある朝、おばあさんハナサカ爺さんのように、早朝すずめに
米を撒いていたのを私は見た。右腕を大きく伸ばしえさを撒く元気なおばあさん。

どの子が死んでも意に介さない。これって悟りの境地?かしらん。きっとそうに違いない。

たぶんそうだ。そう思うと、世の中の変なことがみんな「あっそーう」と済まされる気がしてきた。
こういうことを教わるために私はこの人に知り合った気がしてきた。
おばあさんちの近隣のもめごと私にも実は関係ないんだよねぇ。。

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