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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 畑に猫
2021年07月13日 (火) | 編集 |
コロナで自粛が続き、気分転換と一人暮らしの親がボケないように、通勤途中にある畑をレンタルし、
野菜作りを始めたのですが、、これが、予想以上に大変。

テントウムシが見たいから、農薬は使わず、いろんなものを植えてみましたが、なんのことはない。
「あれもこれも食べたいね」と種を植えた直後に家族や友人と話していましたが、捕らぬ狸の皮算用とはこのこと。
蓋を開けてみると、畑には野菜の芯しかない。 小松菜も赤かぶも、ない。
同僚に言うと、
「虫は腹いっぱいになったわけですね」(笑)

そして、こんな人里離れたところにも、いるんですね。猫。
息抜きのはずだったけど、そうはならない。

真っ暗な空から、モンスーンみたいな大雨が降った日の夕方、蚊取り線香を持って畑に寄ってみると、
私の畑のすぐ前の畑の脇に、猫がぐったり倒れていたのに気づき、恐々近づいてみると。
可哀そうに、誰かが車で轢いたんでしょう。
アメショー模様のしっぽの長い雄猫。
全身雨でぐっしょり濡れ目を開けたまま亡くなっていました。
かわいそうに。。。申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

空腹じゃなかっただろうか? 
交通事故で亡くなっている動物を見るといつもそう思う。

こんな畑の中に通る小さな道で、轢かれるなんて、相当乱暴な運転をする人に違いない。
逃げられるところはこんなにあるのに。
この日、冷たくなっている猫を横に、改めて、車の社会的責任の大きさを考えました。
この猫は、轢かれて死にました。

車はこうやって直接的に人も動物も殺しますが、間接的にも人や動物を殺します。
畑を借りている場所の周辺には、ショッピングモールやドラッグストアがどんどん建ち、建売住宅が立ち並んでいます。
駅は近くにありません。
車でやってくるお客さんを狙って山を壊すわけです。50年かかってようやく育った樹木が、ブルドーザーであっさり
倒されて死んでゆく。店舗、駐車場と、コンクリートで覆われれば気温も上がるし、土もなくなる。

山で暮らしていた動物も、餌をとる鳥も、ヒバリやツバメやカラスも、生きてゆけない。
住む場所を奪われ、田舎の畑に育った作物を狙うと、害獣の烙印を押され捕獲されて殺される。
空気を冷やす木が少なくなれば、熱中症で人も死ぬ。
こんなことが、世界規模で起きてる。

車のない生活に後戻りはできないと思うけど、この猫のように乱暴な運転によって奪われる命と、間接的な影響で奪われる命と、
両面を考えて対策を打たないと住みやすい社会は一層遠のいてゆく気がします。

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