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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 平和を願う
2018年03月13日 (火) | 編集 |
昨年の暮れから、
会社の仲間と協働で手術した猫たちの報告を会社にしました。
会社に報告する前は、折半して手術費用を払いましたが、
報告してからは、会社が、手術の費用も出してくれたので、とても助かりました。
一定の理解を得られたと感じています。
この会社は、他にも本社や工場があるので、こういう活動が広がるといいなと思っています。


今日は、ある95歳のおじいさんの話を紹介させていただきます。
おじいさんの名前はジェーク。
場所はオーストラリアのシドニー。世界で一番、物価が高い町です。
このおじいさん、とても紳士で、身内がやっている美容室に、奥さんを連れて2ヶ月に一度、車でやってくるそうです。
自分で運転してです。
奥さんもお洒落上手なすごくチャーミングな女性です。
身内曰く、95歳でも
「頭のいい人は、ボケない」から運転できるんだそうです。

夫婦とても仲が良くて、いつも手をつないでニコニコやってくるそうです。
奥さんは1つ年下。だから2人とも90代。

ところがこのご夫婦、2人とも、腕に番号の刺青が入っています。
「何それ?」
実は、彼ら、アウシュビッツを生き延びたユダヤ人だったのです。
人間の歪んだ心が作り出した、恐ろしい歴史の生き証人でした。

おじいさんのジェークは、犬をたいそう可愛がっていたそうです。
犬もジェークが大好きで、仕事から帰ると毎日、嬉しくて飛びついて迎えたそうです。
ある日まで、他のドイツ人と変わらない、普通の生活をしていたそうです。
景気が悪くなり、裕福なユダヤ人をねたむドイツ人が増え、ヒトラーが台頭しました。
深夜、秘密警察がやってきて、寝ているところをいきなり殴られ、主人が目の前で血だらけになっているのを見て、
秘密警察に愛犬がうなり声をあげたそうです。
愛犬はその場で殺され、ジェークとその家族は、すぐ、アウシュビッツに送られたそうです。
親はガス室で殺され、妹も殺され、自分だけが生き延びて生還できたそうです。
想像を絶する体験です。

人が人を人として接することができない時があった。
餓死、注射、ガス室。
ジェークの講演では、
「なぜだ」
という、迫力ある問いかけがあります。

この話を身内から聞いたのが今年の元旦。
久しぶりの顔合わせで、教えてもらったお話。

そしてこの話を聞いたとき、世界中の子供や動物たちが幸せな世の中であってほしいと強く思いました。
だって、子供や動物が幸せだったら、世界は平和ですよね。


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