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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 ボクシングジムから婿入りした黒太 ニャンニャンデーのご報告
2017年03月23日 (木) | 編集 |
博多に、ねこ蔵というゲストハウスができたそうです。
なんでも、猫を助けたいと思っていた方が経営する不動産会社とボランティアさんが、タックを組み運営してるそうです。
これは、流行りそうですね。
ねこだけでの、運営は絶対に厳しいと思いますが、
外人向けの宿とバーなら継続的にいけそうな気がします。
場所も博多ですもんね。
片方でビジネスやって、もう片方で猫を救う。こうでないとやれないです。
ボランティア活動だけでの継続は息絶えそうで怖くてやれません。
わたしたちもこんな風に形で残していければと思っています。

1階に保護猫、2階に、病気猫、3階に賃貸ルーム。
こんな話を、ついこの間も仲間としていたところです。
いくらあったら、やれるのか?始めさえすれば、なんとかなるのか?
場所が欲しいですね。


さて、ニャンニャンデーには、里親さんから報告を頂くことがあります。

去勢手術したあと、元の場所に返すのが忍びなくて、戻しそびれた黒猫の黒太。
黒太をはじめて現場で見たとき、首をもたげて、しょんぼり、歩いていた姿を覚えています。
黒太は、トラミちゃんと同じ現場(ボクシングジムの傍)で保護した子です。

この寒空の中、一体、どこで寝ているんだろうなんて去ってゆく後姿を見ながら、考えてると、
一瞬、振り返って私を見たんです。
その目が、生きていくのに「あ~疲れた。」みたいな、感じがして。痩せたしね。
かなり忍びなかったです。こんなパターンが多いですね、どの現場も。
まだまだ地域猫活動、定着していないから。

哀愁漂う昭和・下積み・ボクサー・明日のジョーなんて言葉が浮かびそうな黒太の中猫時代。
現場の状況がきちんとしていないと、なかなか返せない場所があるんです。

結局保護して、Mさんが、家猫トレーニングを根気よく続けてくれました。有難いです。
人馴れせず、猫パンチの連打で、やっぱり駄目かと諦めモードだったのですが、抱っこできるまでになりました。
Mさんが、「猫を可愛がる人間もいるんだよ」と毎日言い聞かせた成果ですね。

それからまもなくして、明るいご家族とご縁があり、譲渡にいたりました。

あの頃から考えると、こんな羊の帽子被せられる猫になるなんて、絶対!信じられない。
嫌そうな顔して、じ~っと我慢してる。偉いです。
微笑ましいです。

「僕、一応、ご飯貰ってるし、可愛がってもらってるから、がまんしてるの。。」
 かな?

生き物の運て、本当にわからないですね。
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天寿を全うするまで、ちゃんと、家猫でいてね。脱走は絶対駄目だよ~。
黒太のご家族の皆様、引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。
写真、ありがとうございました。
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