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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 猫の太ろちゃんとクマの太ろちゃん
2016年08月15日 (月) | 編集 |
仲間の飼い猫、太ろちゃんが引越し途中で、脱走した。。
なんと、移送中、キャリーケースのファスナーを
内側から自分で開けていた。

家に運ぼうと車のドアを開けた瞬間、イノシシのように飛び出し、脱走。。
なれない新天地で。。

この脱走猫の太ろちゃん、先月、ようやくうちに戻ってきた、脱走猫の白ちゃんと顔がそっくり。
でも、体重が違った。太ろちゃん7kgもあるらしい。

「食べさせすぎじゃないの?」
「糖尿病になったら大変だよ」と言うと、
「でもこれっポッチしか(両手で表現)食べないのに大きくなるんです」とMさん。
新陳代謝が悪いに違いない。。。

首が無いくらい大きくて、ビビリ風な太ろちゃんは、1週間後にようやくMさんのところに帰ってきた。
Mさん、自分自身もまだ馴染めてない引越し先にようやく冷蔵庫も届き、これでぐっすり眠れるね。

さて、こちらは長野の太ろちゃん。猫じゃなくて、クマ。
用事で最近長野に行った。帰り道、
以前から熊が保護されている場所があると聞いていたので、行ってみることに。

太ろちゃんと名付けられている可愛い雄熊、ずっと水風呂に入ってた。
どうみても、狭くて酷い環境にクマが閉じ込められてる。としか思えなかった。

一緒に行ったFさんたち曰く、これでも4年前よりましになってる。と言う。

長野で買ったりんごをあげると、
両手でりんごをいとおしそうに抱きかかえ、美味しそうに食べ始めた。
14歳にもなっている太ろちゃん。母熊は撃たれ、連れていた小熊の太ろちゃんが
こうやって飼われる事になったらしい。

この先も死ぬまであの狭いケージの中で生活?

爪を研ぐ木も無ければ、日陰も無く、西日が容赦なくあたり、寝転がればまったく余裕のない狭さ。
コンクリートの壁は部分的に剥げてる。
世界中にお金ばら撒いてる国なのに、こんな大きな動物がいまだにこんな風に飼われてるのを見るのは辛い。。

責任者に電話を入れ、今後もあんな感じで飼育していくのか聞いてみた。
数ヵ月後に、環境を改善するタイミングがあるので、改善を考えているという返事。
期待したい。
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一日見ていても飽きない太ろちゃん。