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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 白の脱走
2016年06月13日 (月) | 編集 |
5月下旬に、白ちゃんが脱走しました。

重い窓を開けて、ベランダから飛び降りました。なんと3階半の高さから。
それ以来、ずっと捜索していて、かなり疲れました。

1週間後、ようやく、南側200mほど離れた場所で発見することができました。
体に何の支障もないことは確認できましたが、
元々簡単に触らせない猫なので、保護ができないのです。

こんなことなら、元いたテリトリーのそのまま置いて置けばよかったと後悔しています。
餌もそこそこもらえた場所です。

こんな難しい猫は譲渡できないから、自分が飼うつもりで保護したのに、結局、2重の苦労を強いることになってしまいました。
成猫の保護や場所の移動は、やめたほうがいい場合もあるということを痛感してます。
うちにいる猫たちは皆、半年や2年程、外で暮らしていた猫たちばかりですが、
家に入れるには、あまりにも難しい猫たちもいます。白ちゃんはまさにそれです。

新しいテリトリーに脱走した、白ちゃんは、
私が4年前に避妊手術をした地域猫の1匹に相当マークされていて、白は私の声を聞いても怖くて出て来れません。
脱走した後、3日に1度のペースで出てきていたので、餌をあげていましたが、この地域猫に見つかってしまった
金曜の夜、ものすごい勢いでその地域猫に追いかけられ、マッハのスピードで逃げてゆく白を見た日を最後に
目撃できていません。
早朝深夜、連日の捜索と、仕事で、かなり疲れていましたが、
ここは、もう長期戦で行こうとあせらないことにしました。それで白が別の餌場を見つけることができれば
それはそれで仕方がないのかもしれないという心持になってきています。
餓死して死ぬほど弱い猫とも思えないのです。

白ちゃんが私の声を聞いて、地域猫が追いかけてこない場所に出てきてくれれば、
そこでしばらく餌付けをし、白を保護し、元の場所に戻してやることも選択技の一つとして
考慮すべきだと思っています。

室内で3ヶ月ほど保護され毛並みも綺麗になった頃だったのに、うちが相当イヤだったんだなぁ。とかなり寂しい気分です。
最近では首輪にGPSをつけることもできるそうです。
これからの季節、脱走にはくれぐれも気をつけてください。
心が折れるし、体力的にもキツイです。そして猫が一番心細い思いをします。