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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 円山動物園での動物虐待
2015年08月25日 (火) | 編集 |
8/23日の譲渡会お疲れ様でした。

暑い中、里親さんたちも来場頂き、餌や玩具のご寄付ありがとうございました。
えさは皆で分け、おもちゃは次回の譲渡会9/12で分けさせていただきます。



動物園でのネグレクトについて

札幌市 円山動物園での事件、ご存知でしょうか?
この事件は相当腹が立ちました。

年老いたメスのマレーグマが、繁殖目的のために、若いオスと同じケージに入れられ、噛まれて
内臓破裂で死んだという事件です。

去年もズーラシアでありました。繁殖目的で狭い檻にツシマヤマネコのオスを入れ、メスが攻撃され死にました。
どちらも人の欲が災いした事件です。

この記事を読んで、
犬や猫でも1週間餌をあげれば情が移る。大丈夫かな?今日は元気ないのかな?という感覚を持つ人が
この動物園にはいなかったのか?と疑問に思いました。

何年も餌をあげて毎日顔を見ていたこの年老いたメスのマレーグマを、本気で気にかける職員は皆無だったのでしょうか?
だとしたら、異常な気がします。心がなさすぎる。忙しすぎて、感じる余裕が無いのでしょうか?

動物園の動物たちは、狭い檻に閉じ込め、性格や生態などかまわず見世物にされ、お金を稼ぐ道具として働かされる。
これだけで十分惨めな一生です。 (うちの猫たちなら、平均寿命の半分も生きられないでしょう。)

そいういう動物たちを、「心で感じる人がいない、あるいは感じる余裕が無い、環境の動物園」というのは、かなりまずい気がします。

うわさでは、マレーグマの事件後、動物園の責任者はボーリングを楽しんでいたそうです。
フェイスブックに掲載していたらしいです。
ところが、世間がマレーグマの事件で騒ぎ出すと、さっと削除したそうです。

毎日、攻撃されているマレーグマを見るに見かねた来場者が動物園に意見していたそうです。マレーグマは助けて欲しくて
攻撃されている間、飼育員を目で追っていたそうです。

逃げ場の無い、究極の苛めです。

この様は、Youtubeに投稿されています。札幌市長はこれを見たそうです。

年老いたマレーグマを、その短い余生をせめてストレスなく、過ごさせてあげられなかったのか?

この事件から、他の動物たちも誠意や愛情を持って接してもらっているとは、到底思えない気がしています。
殺されたマレーグマはそれを私たちに伝えた気がします。

この動物園は今日もシマウマを移動させてストレスで死なせています。
ずぶの素人集団なのでしょうか?心が無いから学ばない?おそらくトップが一番悪い。
動物愛護の精神など微塵もない。

HPに掲載された報告も、実にあっさりしています。
早死にで残念でした。献花台、設けます。

先日、マレーグマの件で、抗議の電話を入れると、会議中で責任者は対応できません。という若い女性の対応でした。
電話の対応にうんざりという感じでした。

地球上の多くの動物が希少動物になっているこの時代に、
一生、コンクリートの狭い檻の中で、暮らさないといけない動物たちに、
責任と愛情を持って接することのできない動物園は、それがどこの国の動物園でも、要らないと思いますね。
この動物園はこの国の恥です。