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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 身近な問題
2012年12月13日 (木) | 編集 |
瑞穂区のWさんが面倒をみていた地域のネコのトラちゃんが、この冬エイズを発症して、亡くなった。様子がおかしくなってから1月ほど入院させていたらしいけど、最後は先生が、もうこれ以上は無理なので、家に連れて帰ってくださいとやんわり言ってくれたらしい。トラちゃんは、Wさんの家に引き取られた翌日に天国に行った。お寺からの帰りに偶然会ったWさんの目が赤かったので、「一晩でも家に持って帰って来られてよかったね。ご苦労様でした」と言うと、「私もそう思います。話せてよかった」と言ってくれた。外猫は普通は触れない。でも具合が悪くなるとたちまち触れる。うれしいけど、悲しい。
安らかに眠ってね トラちゃん。



最近、某会社でネコの糞問題が浮上した。なんでも、付近に糞が落ちていると、通りがかりの住民の方がこの会社に苦情を持ち込むそう。以前からあった問題らしいが、浮上しては沈下し、また浮上し。
苦情をされると、目の前からいなくなればいいと考えるのは、まだまだ普通かもしれない。
ネコ除けの柵を作ることになろうとしたとき、勇気ある社員が、ある愛護団体に相談した。

相談された団体のボラさんから、一体どーなってるのか見て来てほしいと私の携帯にメールが来た。えーっ!そうなんだ。。なんと苦情で困っているのは自分が勤めている会社だった
頭がぐるぐる。

そのまま一体どーなっているんですか、私、こんなこと長くやっているのに、他の団体からどーなっているんだと、言われちゃいました。と、上司の上司に話すと、「なにゅ?」と言う感じで、すぐ会議を開いてくれ、抜本的な解決法の着手が決まった。つまりTNRとトイレの設置。あとは行政への報告。
torachan.jpg
保護されたあとしばらく、会議室で待機していたトラちゃん。会議中、ウニャーっと相槌を打っていたそう。
toire.jpg

昨夜、まず、第一号となるキジトラちゃん(メス)をTNRし、私にメールをくれた天白区で活動しているボラさんの協力の下、トイレもさっさと設置した。
耳カットのした猫のこと、邪険にしても解決にはならないこと。理解してくれる人が大勢勤める会社でよかった。倫理観の高い企業でよかったぁ。
トイレ3つお願いしたのに、5つも設置してくれたボラさん。
使ってくれるといいです。