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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 ファーと亀
2011年10月14日 (金) | 編集 |
この国ではまだリアルにリアルファーが売られているの?と冗談めかしくIKちゃんが言う。
豪州に住み、久しぶりに帰国したIKちゃん。

この人、以前日本にいた頃は、革製品、毛皮、ブランドの時計など、バブルにバブッっていた女性だ。
その人の口から、半ば、見下されるような目でこう聞かれると、なんだか返答も馬鹿らしくなる。
私は15年前から買わないよ、でも、この国じゃ買ってる人がまだたくさんいるよ。

こういう女性の頭のスイッチを切り替えた要因はそもそも何なのか?
彼女いわく、店の前には、血だらけになって皮を剥がされた「血まみれウサギ」のポスターが貼られていると言う。
それを見たら、買えばウサギが殺される、だから売らない、買わない。皆も買わない、持ってると軽蔑される。
単純明快。
どんな人にもわかりやすい。

豪州では小中学校でもそういう教育は徹底しているようだ。中1の子どもが週末には友達とカヤックを漕いで川面に浮かぶゴミをせっせと拾うらしい。どうしてそれをするの?と子どもに聞くと、「海に流れて、間違ってカメが食べると死んでしまうから、皆で守らないといけないの」と言う。
ひょっとして、こういう面ではストレスを感じず住める国かもと羨やむ気持ちも出てくる。

拝金主義のはびこる日本とは比較にならないほど、動物飼育の管理が徹底している。
カメ一匹飼うにも、何種類もの書類の提出が必要で、とても面倒だと言う。
安易に池に捨てられたら困るからという。お金より環境重視。

「血まみれウサギ」のポスターを掲げる日本発のショップはどこだろう。その店はダントツにお客が増えると思う。
ユニクロあたりが始めれば、いいのにと思う。

猫問題は、動物の福祉の向上と深く関係する。ペットだけに限らない。全てつながってる。

ショップも最近では、お客の動向を見極めるためか、人工毛皮とリアルを半々に販売しているみたいだ。実にいやらしい感じがする。アニマルライトによる「毛皮反対デモ行進」今年も開催される予定らしい。

本質を考えようとする力を養う教育がされないと、日本は坂を転がり続けるまずいライスボールに成り下がる。

外来種のカメたちの残骸を見た。
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在来種を守るため処分されるカメやアライグマたち。亀は本来長生きするはずの動物なのに。。
根本の原因はどこにあるのか。私達の無関心にある気もする。

 あみちゃんゴルフがお好き
2011年10月14日 (金) | 編集 |
捕獲、不妊、元いた場所に返す、の活動は継続しています。
現場で待つ猫たちが増え、餌が急ピッチで無くなります。
使わない餌やトイレ砂(保護猫用)などあれば、ご寄付いただけると助かります。
恐縮です。宜しくお願いします。

アミちゃん(2ヶ月半)、ジジ(4ヶ月)、シロミちゃん(2ヵ月半)、シロタくん(2ヵ月半)、クロミちゃん(2ヵ月半)、
引き続き、里親さん募集中です。
保護猫のアミちゃん、ゴルフに夢中です。
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10月23日に譲渡会も開催予定です。20匹程度の猫が参加を予定しています。
飼うことを真剣に考えていらっしゃる里親さん、首を長くしてお待ちしています。
譲渡会詳細はこちらで。