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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 ママ怖いぃー 三毛ちゃんゲット
2011年06月01日 (水) | 編集 |
井の元町の三毛ちゃん。

取り壊されるアパートに残された猫たち。「手術しませんか」と何度も話に行った現場だった。費用も持ちます。捕獲の協力だけお願いします。と手紙も入れたが、トンチンカンのおじさん。餌を与え続けるので、手術のために保護できず、半ば諦めていた。
この人、ご近所でも有名だったらしい。
このアパートの前の道は、小学校の通学路にもなっていて、毎年産まれる仔猫を、見ようとする子どもに激怒し、学校に抗議に行ったと聞く。
学校はおっさんから、「運動会できないようにしてやるぞ」と脅迫され、警察に相談したそうだ。

そこまで猫に固執していたおっさんなのに、立ち退きを言い渡され、猫たちは残してさっさと自分だけお引越し。恐らくまた新しい場所で、こういう飼い方をするのだと思う。
こんな人、自分ちの側に絶対きて欲しくない。

アパートに残された猫はざっと見積もっても7匹くらいはいる。
猫たちは、餌がもらえなくなり、空腹モード

ある日、ロープが張られているそのアパートの周辺を、さび模様の親猫が切ない声で鳴きながら仔猫を探していた。痩せたママネコ。

缶詰を与えると、警戒しながら、それでも背に腹はかえられず、鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を皿に突っ込み、ガツガツ大缶をペロン。

お茶碗2杯のカリカリもペロン。長いこと食べていなかったのかなぁ。。
缶詰に風邪薬を入れて与えるとまたペロン。この猫が一匹の仔猫を咥えて、道を横切る姿を見たけど、その後、仔猫の姿は一向に見ない。育っていたら、そろそろチョロチョロ姿を見せてもおかしくないのに。

一方で、キジトラ模様の母猫は4匹の仔猫を育てていた。皆、お母さんの側を離れない。親猫の様子をうかがいながら、昨日までに3匹仔猫たちをゲット。

残りの一番お痩せの三毛ちゃん(メス)だけが、キャーキャー言いながら逃げる、逃げる。

逃げる後姿もかわいいけど、逃げないで欲しいー。あなたのためだから!!

マぁマぁー!おにいちゃんたち、あの人につかまっちゃったぁ~。。ごワイよー。。」

可愛そうな三毛ちゃん。台風の中、網を持って何度かMさんとトライするが、失敗の連続!
その度に、大泣きしていたけど、雨の音で声がかき消された。
「ママぁー、ゴワイィー」

昨夕、仕事帰り、少々荒っぽいやり方で、ようやく三毛を捕まえた。
抱っこしたとき、骨でゴツゴツしていた。
「この子たち、連れてゆくからね。
良い人に飼ってもらうよう頑張るから。ごめんね。」と側にいた親猫に話しかける。
これをすると、不思議に親猫は、その後鳴いて仔猫を探さない。気がしている。

今後の親猫たちの餌場確保には、ご近所の一層の理解が必要になる。
みけちゃん
一番お痩せのおちび三毛。グスン。