fc2ブログ
人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 熊の森
2010年10月31日 (日) | 編集 |
昨年はどんぐりが豊作だった。豊作だった翌年、凶作になることが多いらしい。
猫問題への取り組みも、変わらずしてゆくつもりだけど、里山再生の活動に何かしら関与していたいと
前々から思っている。

過疎化がすすみ、限界集落では、山を管理する人もおらず、戦後の植林で荒れ果てた山がまだ多く残る。
国内産の木の価格が暴落していて、林業で食べて行くのはとても厳しいと聞く。
産業がないから木の価値が一向に上がらず、山の管理は一層されない。

小さな島国に熊がまだ生息しているのは、イギリス人なんかは信じられないと言う。
これまで共存ができていたのに、今年の殺処分頭数は半端ではない。

先日COP10に行ってきた。仲間のTさんたちが、ブースを出展していて、覘かせて貰った。
狭い掘っ立て小屋のような場所に、山や川や森を守る活動をしている小さな任意団体が所狭しと
ひしめき合っていた。そこにTさんの、殺処分頭数とCO2の排出量を書いたパネルがあった。
日本では1年間に殺処分された犬猫から排出されるCO2は樹齢50年の杉6万本分の吸収量らしい。
殺す人がそんなことをいちいち考えてるとは思えないけど、保健所で処分される犬猫を思うと
かわいそうで仕方ない。

100m先までピンポイントで狙って撃てる銃で殺される母熊たち。残された小熊は熊牧場にでもつれてゆかれるのだろか。
熊牧場なんて行ったこともないけれど、ここではどういう飼育がされているのか気になるところだ。
手厚く世話がされているのだろうか?

人工林を持つ山のオーナーが森林組合などと協力して、死んだ森の木を間伐し、手入れをしてくれるよう
行政はもっと積極的に動くべきだと思う。

環境省のブースにも立ち寄った。アンケートにお答えくださいと女性が近寄ってきた。くだらないアンケート。
外来種を処分するために捕まえるわなまで丁寧に展示されていた。
外来種を入れたのは、国。その外来種を害獣扱いして処分しているのもまた国。アライグマや亀に罪はないはず。
なぜ許可をしたのか。お金儲けの支援のために応援した。

いったいいつまで、植樹も、犬猫の処分も民間企業や民間人に
頼るつもりなのか。環境省にアンケートを取りたいのは実は私たち!!







 黒ちび クロ吉
2010年10月31日 (日) | 編集 |
瀕死の状態のクロちび猫がようやく退院しました。
明日は恐らく病院ではなく、霊園行きと内心思っていた黒猫です。
先生に無理を言って診て貰い、急死に一生を得たクロちび猫。
クロ吉と仮名を命名。

千種区のHさんや匿名の方からのご寄付を頂きまして、有難うございました。
10日ほど入院させ、なんとか自力でご飯を食べるようになり、退院しました。

完治すれば性格の穏やかなハンサムなオス猫になると思います。
今日はその報告だけさせて頂きます。

クロ吉
まだ目がしっかり見えていないー。目薬1日3回点してだいぶ良くなりました。
kuro.jpg
触るとゴロゴロ、超甘えん坊なオス猫です!うちの黒猫、こちびちゃんと交換したい!?
こちびと茶っピー


 愚痴
2010年10月25日 (月) | 編集 |
私のブログは癒し系のブログにはならない。活動ブログなので、毎回ヒートアップ。
疲れると自分自身も癒しを求め、「無幻のお家」や「くろねこCafé」 や、「金時小豆」ブログなんかを覘いています。だから皆さんもそうして下さい。

今日は非常に愚痴りたいモード。
どうぶつ基金を使わせてもらって6匹の猫たちの手術をした。
まだ基金から支援が貰えるかわからないけど、アイラの会から初めて申請した。
3万円をフリーマーケットで売上げても、数匹の仔猫を保護すると、パッと無くなるのが現状だ。現在8匹抱えている。他の団体に比較すれば少ないかもしれないけど、私たちにはマックスな数字。
病院の治療費やワクチンにお金はすぐ消えてなくなる。最近は、かかった費用と食費(それまでの保護費全般)を里親さんから受け取る個人や団体は多い。勿論医療費の領収書を里親さんに提示する。アイラの会はそこまで明確に請求したことはあまりない。ただ、最近はなるべく治療にかかった費用を負担してもらうようにしている。それを嫌がる風では、病気したときに病院へつれて行くのを憚る飼い主ではないかとか, さっさと逃がしてしまうのではと心配してしまう。

日本も欧米みたいに、費用や食費を里親さんから貰うほうが活動を継続しやすいと思う。それでもガラスケースに入れられて売られている猫よりは安いはず。

動物基金からの支援は、高齢者が世話する半ば飼い猫のような猫たちに消えた。
餌を与え、家にも入れ、一緒に寝ているが、野良猫だし、手術までする気はない。という人は圧倒的に高齢者に多い気がする。つまり自分もいつまで生きられるかわからないから、責任を持って飼えない。優しいような、ある種、自分本位な姿勢だと思う。
勿論、若い世代にもこういう人たちはいる。
でももし、手術費用を年間100頭無料にします。と行政が言ったとしても、自分に懐いている猫たちをこの種の高齢者が積極的に手術してくれるかと考えると疑問だ。恐らくこれまで通りの世話の仕方から卒業しない気がする。そこまで骨を折る気持ちを持つのだろうか?そういった気持ちがあれば、わざわざネットに入れられるような慣れた猫たちを、無料でなくても既に手術している気がする。

では若い世代はどうかというと、金銭的な理由からできなかった人たちなら、自ら手術の予約を取り、病院へ持ち込む可能性はある気がする。が、術後、病院に迎えに行かないという事もあるかも知れない。

今回家の周辺の猫のTNRをはじめ、費用を出してくれたのは一軒のみ。2匹の猫を自分の家の中で捕まえて丁寧に洗濯ネットに入れて私に渡したお爺さん。術後もここに放しますと言うと、渋い顔。1000円でも寄付を頂けると助かりますという私に、「また考えておく」と行ったきり、ドアをピシャリ。

皆が餌をあげているんだからうちだけ言われる覚えは無い。と高齢者は口をそろえて言う。リリースした直後、お爺さんを交え彼の家の前で話していると、近所からお婆さんたちが出てきた。
ベビーカーを押しながら歩くOさんは、TNRなんて余計なことをしなくていい。やったってどうせ猫なんか減りはしないし、いつも仔猫は轢かれて死んでいるから、と言う。餌だけあげて増やされると困るとこちらの事情を言っても、野良猫に餌をあげる人なんかいるはずがないと、今さっきリリースした家の住人の顔を見ながらきっぱり言う。そんなに捕まえたいなら、昔、保健所が犬を捕まえたように、縄で捕まえよとけしかける。たいそう意地の悪そうな目つきのお婆さんだ。
毎月給与から天引きされる税金は、高齢者を支えるためにも使われているはず。時々何が○で、何が×なのかわからなくなる。住んでいるエリア独特の問題なのか?


 街中の狸
2010年10月20日 (水) | 編集 |
今日、とんでもない場面に出くわした。

帰り道、自転車をこいでいると道路の反対側に狸を目撃。
というか、狸は私を鶏肉を撒くえさやりさんと勘違いしたらしい。
私の目を見ながら、まっすぐ走ってくる!うちの猫たちの1.5倍くらいはある。

ひぇーっ!電柱の横で狸が餌を待ってるなんて、どうなっちゃってるのこの街は!
無垢な目で一生懸命追いかけてきた。狸に追いかけられたことなんて産まれて初めてで
心臓がドキドキした。

私は怖くなって、自転車のスピードを一気にあげて狸から逃げ切ろうとした。

途中、振り返ると、狸が寂しそうな目で諦めて追いかける足を止めた。。。
かわいそうな狸。えさやりさんが猫に撒く鶏肉が欲しかったのだとすぐにわかった。

家に帰り、妹にその話をすると、どうして食べ物をあげなかったのかと責められた。
猫やら狸やら、そんなに沢山面倒みられないよー。
いっそのこと山でも借りてみんなでそこに住んじゃえばいいのかも知れない。でも仕事はどーするの?

ご近所にTNRのためのプロテクションケージを貸し、使い方の説明を終えて一旦帰宅。
その後、狸のことが気になり見かけた場所にりんごを持って出かけたが、もうその場所に可愛そうな狸はいなかった。

野生動物の居場所がない。
平針の山はどうなってしまうんだろう。
生き物を可愛がらない国は、とんだしっぺ返しを受けると思う。

今年は山もどんぐりが不作で、熊が街中で撃たれて殺されている。
10年も野生で一生懸命生きてきた日本固有の美しい動物が簡単に殺される現実は
あまりにも痛ましい。

知り合いが、山を借りて間伐をしている。間伐をすればあとは勝手に芽吹くと言うけど、
そんなのんびりした話もしていられない気がする。植樹をして木を育てないといけないと思う。
明日も狸に会ったら逃げないで、何が欲しいか聞いてみようと思う。

 餌だけあげる隣人たち TNRの有効性
2010年10月16日 (土) | 編集 |
餌を与え家の中に入れていても、手術して下さいと言うと、野良猫だからしないという人が最近やたら多い。
悪いけど、高齢者の人に圧倒的に多いパターンだ。
仔猫が産まれて死んでいこうが、近所が糞害で困っていようが、寂しいからなんとなく猫を周囲に置いておきたい。
私にはそういう人たちの目がなんとなくずるそうに見える時がある。

そんな人が多いところに猫は多い。そして猫を捨てに来る人はそういう場所を狙ったりする。
長くTNRの活動をしている人ならたいていこういう場所やこういう人たちと関わりあったことがあると思う。
友達のFさんも同じことを言っていた。

手術の方法がわからない、捕まえ方がわからなかった。そういう人は術さえ伝授すれば自分でやってくれるが、
無責任なえさやりさんは、決してそうはいかない。

先日、ある場所に出かけてTNRに挑んだが、どの子もマッタリ、一匹も保護できず、手術の予約はキャンセル。
10匹ほどいたと思うが、みんなまるで飼い猫のような態度だった。

若い夫婦に出くわし、聞いてみると、声をひそめて、あの家、この家、の人たちが面倒を見ているが手術に興味はないよう。と言う。車の上に排泄されたときは、アイラの会に電話をしようと思ったが止めたという話だった。
チラシはちゃんと見ていた、だた、手術のためのお金のことで連絡をためらったようだった。

若い夫婦が教えてくれたえさやりさんの家の前に仔猫たちがいた。話を聞く前は、一体どこで餌を貰っているかわからなかったが、痩せた風でもなく、とてもきれいな猫たちだったので、時期が来たらTNRしようと思い、他の現場にかまけていた。その間、ひどい風邪にかかってしまった。Mさんがそれをみつけ連絡してきた。

家の中まで入れ、これだけ自分たちに懐かせた猫なのに、病気になると野良猫だからとさっさと見捨てるえさやりさん。かけつけて見てみると、目は飛び出して、顔はドロドロ。ついこの間見たときは、愛くるしく元気に走り回っていたのに。。自分の都合でかわいがり、醜くなれば野良猫だから知らん顔。私はこういう人に憤りを感じる。

Mさんから報告を受け見に行くと、兄弟猫たちは、えさやりさんの家の前でぐったり動くこともできない瀕死の状態だった。素手ですぐに捕まえ忙しい獣医さんにひどく無理を言い、深夜に治療をしてもらった。

あと2時間遅かったら、おそらく死んでいたでしょう。と先生。
虫の息の猫をよく蘇生させてくれたと思う。先生は、私なんかと知り合ったばっかりにいっそう忙しくなってる気がして、申し訳ない。

寒暖の差が大きな時期、仔猫は急変するから気が抜けない。2匹はとても甘えん坊で、ひざの上にあがってきて
前足を踏み踏み。うちの飼い猫より、よっぽど飼い猫らしく可愛い。今黒猫は病院に入院しているけど、月曜には退院できそうだ。

近いうち、高齢者の餌やりさんたちに、猫の写真と、TNRの有効性を話しに行こうと思う。
昔の飼い方は今はできない。そのことをわかってもらえないと、猫たちが捕まらず、手術ができない。増えればいっそう嫌がられる。

IMG_0052.jpg
nakane_kuro.jpg
早く治して、責任を持って可愛がってくれる里親さんを募集したい。





 正式譲渡のお知らせ
2010年10月10日 (日) | 編集 |
お見合い会でお見合いした猫たちのお試し飼育が終わり、正式譲渡が決まった。

ことしは猛暑のせいかアクセスが少なく、貰われていかないんではないかしら。と焦ったけど、家族の一員として
責任を持って飼っていただける方と巡り会え、よかった。。

池下に貰われていった姉弟猫たち。現在募集中のウサ吉の同腹姉弟!つまり無幻パパのモカちゃんの弟とお姉ちゃん!
姉弟で貰われるなんてラッキーな猫たち。譲渡会を開催してくれた
TさんやHさんをはじめ、みんなの協力のお陰です!有難うございました。
ikesita issho1

下は安城に貰われていったななちゃん。
保護時泣いて大変だったメス猫。私だったらギヴアップしていたかもしれない。
YさんやMさんががんばってくれたおかげで貰われていった。
先住猫のしまちゃんと長生きしてね。ななちゃんの弟とおにいちゃんはまだお外にいるから
もう少ししたら保護して里子に出したい。
nana.jpg
遊んで遊んで!仲良くしてもらえてよかったニャー
P1000750__2_2.jpg





 ウサ吉 里親さん募集 生後4.5ヶ月
2010年10月04日 (月) | 編集 |
堀田の残り一匹のウサ吉Get!

餌やりおばさんの協力が得られず、ウサ吉の親はまだTNRできてない。
この6日に気合を入れなおし、協力者とがんばる。

この現場が終われば、少し楽になると思うけど、雁道のおばあちゃんところも気になるから
休めないかも。
みんなの協力が得られ、とても助かってる。

オス猫 雪洞尻尾。性格一押しのおりこうさん。
無幻のモカちゃんの弟(同腹)
里親大募集中抱っこもできるやんちゃ小僧。10月17日の譲渡会にも参加予定

yancha2.jpg

ウサ吉
少しチュカレちゃったみたい



 瑞穂区 TNR
2010年10月04日 (月) | 編集 |
暑い夏が終わり、発情期に入ったと同時にTNRの活動を本格的に再開した。
あんぽんタンクなおじさんちのそばの猫たちの手術を始めたけど、なんか
猫だけ増やす人と、文句だけ言う人と、現場付近から協力する人出てこないわねぇ。
「野良猫の手術してます」と言うと「あっそ、聞いてるよ」
「ご苦労様」の一言もない。
5匹の手術が終わり、あと数匹。仔猫はあと4匹。順を待ってしか慣れさせられない。
AさんやMさんやYさんたちが代わる代わる協力してくれるので、なんとか仔猫が貰われてゆける。

もう一人のMさんはTNRの搬送に協力してくれ、とても助かっている。
中川区の富田さんや譲渡した里親さん(無幻の家の管理人さんご夫婦)からご寄付を頂、とても助かりました。
仔猫のワクチン、親猫の去勢不妊手術、ワクチン、レボリューション(蚤駆除)に充当させていただきました。

瑞穂区雁道で一生懸命TNRをしてくださるご高齢のSさんたちに、頭数が多ければ助成をしたいと
思っています。
期限切れの餌などあれば、ご寄付いただけると助かります。

TNRを終えた中根町の猫たち
メス(仔猫2匹出産)
手術前9_25_nakane
オス 不憫なくらいよく食べる
オス

親ななちゃん→nanachan.jpg
  ななちゃんのママ                  ななちゃんは現在、三河方面でお試し飼育中
                                   がんばって欲しい。。
下の猫は、家の中から出てきた猫。飼い猫ですね。と聞くと、いいえ違います。だって。
2日前に聞いたときは「僕の猫」と言ったのに。アルツハイマーな餌やりさん
IMG_0013.jpg

抱っこしてプロテクションケージに入れてもらった。
まだ数匹手術してない猫がいる。仔猫もいるけどまずはTNRが先。