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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 がんばったね。ジジ
2009年11月26日 (木) | 編集 |
腹膜炎と心臓病を併発していたジジが今日天国に行った。
やっと苦しみから解放されてジジは楽になった。
あの小さな体でとてもがんばってくれたと思う。

縁あってHさんご夫婦に貰われていったジジは、愛くるしくとても性格のよい猫でみんなの人気者だった。心臓の欠陥のため静脈動脈の血がまざり、おまけにそれが原因だと思われるが腹膜炎も
発症した。生まれつきの持病のため、体はいつまでも小さいままだった。
2度ほど見舞ったが、年は越せないと皆覚悟していたと思う。
私達が行くたびに、走り寄ってくるジジ。先週の日曜寄らせてもらった日も痩せた体を起こし、ヨロヨロ近づいてすりすりしていた。こんないじらしい猫は見たことがないと思った。
Nさんがご近所から頼まれ保護した猫だが、最初に頼まれたとき断っていた。2回目に別のご近所から頼まれたとき迎えに行くことになった。
それからしばらくしてHさんのお宅に貰われていった。大勢で迎えてもらい、何十枚も写真や動画を撮ってもらい、短いけどこんなに濃い生涯を持てたジジは強運な猫だと思う。
痙攣を起こしたジジを最後は安楽に死なせてくれたHさんご夫婦の勇気にも感謝したい。
jiji
最後にお見舞いにお邪魔したときのジジ。抱っこされて甘えてる。
お客さんの前ではとても重病猫には見えないように振舞っていた。
jiji
譲渡したときと全然変わらない愛くるしい顔つき。ずいぶん痩せていたけどこの日も一生懸命鶏肉を食べていた。
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市の指定ゴミ袋に詰められ愛護センターに持ち込まれ殺処分される仔猫たちの数は多いと思う。
人間の事情で生きたくても殺されてゆく猫や犬たち。
愛知県は名古屋市(16区)を含め、毎年猫の殺処分頭数はワースト1。東京24区の倍の数がむやみに殺されてゆく。
この数値が全国ワースト1というのは納得も行くし、ある意味そうであって欲しいと思う。

この先ジジのような猫が物陰に隠れて死んでいかなくてもいいように皆がTNRを意識し促進することが私達ができる最善の行為だと思う。