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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 Annieのデブネコ
2009年09月30日 (水) | 編集 |
Annieという友達がいる。つたない私の英語を忍耐強く聞いてくれた大好きな友達だ。
一緒に歩いていて、妙な男の人から声をかけられると、強く言えず、私が蹴散らしたこともあった。
冬のストーブみたいな暖かい子。
アメリカと日本が近かったら、もっと頻繁に会っていたい友達だ。

Annieは14年前からシェルターの犬猫を積極的に貰いうけ、世話をしていた。
その頃私はなんの興味も無く、ただAnnieの車の座席はいつも毛で汚れていて
すこし腰を浮かして座っていたことを思い出す。
14年ぶりに会うと、アメ車専門のAnnieがホンダのFitに乗り、カーナビを操作していた。
でも相変わらず座席には毛がついていて変わってないんだとホッとした。

シェルターに行ったというとAnnieが驚いた。私がその場所を知っていると思わなかったようだった。
視察だよんと付け加えた。
ネコがらみの話をいろいろ説明すると、Nさんちで預かっている盲目の仔猫を日本から引き取ろうと
横に座っていただんなさんに真面目に話し出す。近けりゃいつでも運ぶよん。。
こっちの環境のほうが犬猫にもいいに決まってる。だってお部屋広いし、お庭あるし。。

Annieんちのネコはとってもメタボ。まずいんじゃないの?と言うと、獣医は健康そのものと
言ってると言う。セカンドオピニオンって英語だよね。
pillow cat
だらだら食いのピローキャット?
ホワイトジャーマンシェパードのマギー、距離を置いてじっと私を見ていた。この子も飼育放棄の
飼い主から譲り受けた。
annie_dog.jpg
画家の彼女は犬猫の油絵も描く。今じゃとても私なんかは注文できない価格だ。
おいしいワインを飲ませてもらい、グイグイ、
酔っ払って一層英語が滅茶苦茶になっちゃったけど、許して欲しい。。今度会うまでに、ちゃんと
準備しておこうと思った。。





 シェルター
2009年09月26日 (土) | 編集 |
用事があって昔住んでいたアメリカの町に来ている。ミシガン州にあるAnnArborという町。
車産業で成り立つデトロイトはここから近い。

14年前に住んでいた町なのではっきりとどこに何があったのか思い出すのが難しく、
時差ぼけでボーっとしている頭でもって左側を走る交通ルールに従うのも危なっかしく、申し訳ないけが私の運搬は友達任せ。
学生時代気にもとめていなかった猫犬問題。今回、友人と彼女の子供、Kai君と一緒にシェルターを覗いた。
処分場は怖くて行きたくないわと言うと、そんなことしてないよ、週末は結構家族ずれで賑わい、みなが犬の散歩をしにくると言う。
リーマンショック以後、犬猫を手放す人が増え、大きな犬たちが散歩に連れて行ってと目で訴えていた。保護されているケージには一頭ずつ名前や年齢、性格などが書かれていて気に入った犬を散歩に連れ出し、家に迎えたい場合は必要な手続きをし迎える。
ウィークデーでも人が多く、週末はもっとごったがえするらしい。
スタッフに聞くと、シェルターは6割は寄付でまかなわれ、NPOとして運営しているのだと言う。
行政からの一般人への啓発が十分されているのでこういうシェルターがさほど問題なく運営できる気がする。
chie_kai.jpg
ヒューメインソサイエティの前で 私の古い友達と一人息子の快君(小学6年)。
日本とは事情がぜんぜん違う。シェルターには獣医師も待機していてここから貰われていく犬猫の
主治医になる。犬猫を始めて飼う人たちには予行練習ができるシステムになっている。

快君と遊んでもらって喜んでいる保護犬。
銜えているのはなぜが私のデジカメケース。なんでもくわえて走るので取り上げるのが大変だった

kai_dog

犬猫は貰う方が$40程度支払う。子猫は1匹80ドル。私が行ったときとてもかわいい仔猫が2匹いた。フワフワしたグレーとさび猫。
子猫たちは今セール中で1匹買うと、もう1匹ただでおまけしてくれるらしい。なんだかアメリカらしくて笑える。
私が子猫たちを触ろうとしたら一匹触ったらすぐ手を洗って次を触る様、子供から注意された。
同じケージに入っていた仔猫たちなのに、何の意味があるのか?しかも
耳の先を少し触れただけなのに。。オーバーProtective!!まあいいや

においもなく、比較的きれいな環境で犬猫たちは新しい飼い主さんを待っていた。
大勢のスタッフがいた。
猫部屋には12匹くらいの成猫がいたが、聞くとみんな貰われてゆくと
若い女性スタッフが普通に話す。猫のサイズは大きく、毛足の長い映画に出てきそうな猫たちも複数いた。
cat in the humane society
保護猫

こういう犬猫が欲しいとHPから問い合わせると、全米の至る所からお問い合わせに近い犬猫は
xx州にいますという返事が貰えるそう。複数の州に点在するシェルター同士が協力し合って情報提供をしているみたいだ。友人も柴犬が欲しくて問い合わせたが、オハイオ州にいますとの返事で見合わせたらしい。

Kai君の小学校で会ったMaxという成犬は新しい家族に迎えられたばかりではしゃぎ回っていた。

明日はシェルターから犬猫を貰い受けた古いアメリカ人の友人に会う。7年ぶり。
この町にいたころ、こういうった問題に何の興味も持ってなかった。









 里親さん募集中
2009年09月17日 (木) | 編集 |
まだミルクを飲んでいるけど、もうすぐ離乳食に突入する。私はミカンちゃんと呼んでいます。
かわいいサビネコちゃん。泣き声もかわいいし、側に寄ってくる性格のよいメスネコ。
元気いっぱい。
予約も承ります。
ちびさび
timgc82499.jpg
私を家族に迎えてくだちゃい!!




 フリーマーケット開催 10月12日
2009年09月16日 (水) | 編集 |
今TNRに取り掛かっている神社でフリーマーケットが開催できることになった。(詳しくはHPで)
CatPawClubさんも参加予定!
パネルを使ってTNRの啓発に注力したい。

このところ、プロテクションケージを使っても、野良ちゃんたちが保護できない。
TNRができない猫が増えてきている。
えさやりさんの協力が無いとなんともならない。

えさだけあげてます。触れないから。という言い訳はもうシャットアウトしてもらわないと、
産まれてもどうせ死んでゆくかセンターに持ち込まれる仔猫の数は減らない。

住宅地でのTNRは公共の場にいる猫達と違ってさっさと終えることができない。
可愛そうだから毎日決まった時間にえさをあげる。
でも所詮野良猫だから手術まではしない。というおじさんやおばさんは
本当はさほどかわいそうだと思っていない気がする。。。

気になる猫達が数匹いるが、なかなか捕まらせてくれないのでもう諦めモード。









 神社の猫達
2009年09月10日 (木) | 編集 |
連日神社の猫達の様子を見に行っている。
昨日は2匹保護し、今日手術をしてもらった。明日リリースする。

調査に行った後、ご近所ですでにTNRをしていた人がいた という話を聞きつけた。
今日そのYさんと電話で話しをすることが出来た。目印の耳カットもピアスもされていない。
個人でしていた方なのでわからなかったと思う。

Yさんと話をしていると、大きな主みたいな三毛はすでに手術済みとわかった。
そのため、近いうちその方に会ってどの子が終わっているか確認をする予定。
サビや三毛や茶白やいろんなネコがいる。小さな仔猫も一匹。
保護しようかずいぶん迷ったが、とりあえず断念。
chibi_jin.jpg
あっち行ってよ。僕ご飯だけ食べたいの。。。
Yさんが去勢した大きなネコにクンクンされている。





 神社の猫達
2009年09月08日 (火) | 編集 |
巨大な楠木が気持ちよさそうに風に揺れている神社に行ってきた。

そこは結構な数の猫達がいる。以前から噂には聞いていたけど、噂ほど
ひどい感じはしなかった。

ちょうど、地元のおじさんたちが伸びすぎた枝の剪定をしていて、話をすることが出来た。
目元のやさしい白いひげを蓄えたおじさんが出てきてくれた。野良猫が多いと聞いていますが、と切り出し、TNRの話しに展開した。
チイキネコという言葉を聴いたことがあり、保健所に相談をしたこともあるという。

近所の小学生達に「ここには目つきの悪いネコが多くいてかわいそう」と泣きつかれちゃって、ここまで来ましたと言うと、ニッコリ。費用はこちらで出しますが、できればお祭りのときに啓発をするためにフリーマーケットをさせて欲しいとお願いした。
手術費用が少しでも捻出できれば非常にありがたい。TNRは、地区のお金を絡めながらすることが難しい。必ずネコになんかお金使わない!放っておけばいい。という人が出てきて頓挫する。だから今回のことも地元の人たちへお金の件に触れないようにおじさんに念を押した。

話していると大きな三毛猫がやってきた。ボスのようなメスネコだ。
家の猫達なんかすぐガブリとやられそうだ。

私とNさんとHさんとでネコの頭数を把握しようとしたが、明確な数はえさやりさん達の協力が必要になるので今日は断念。でも恐らく20匹くらい。
ボチボチ手術に取り掛かろうと思う。
住宅街と違ってこういう場所のTNRは進め易いニャ。





 風邪引きネコ
2009年09月08日 (火) | 編集 |
小学生の男の子が運んできた猫は、とても性格がいいけど、目が治らないみたい。。
どうも両目共視力が無いみたいだ。
ちろちゃん 保護時
保護時のチロちゃん

CIMG3970.jpg
今のチロちゃん とっても穏やかな性格のおとなしいネコ。
かわいそうだけど、どうも右目は見えておらず、左目だけがうっすら見えているようだ。でもそのうっすらの程度も,検査をしてみないとわからない。
音に反応して、人のそばに来て甘える。トイレもいけるしえさも食べられる。おもちゃも大好き。
私的にはとても飼いたいが、十分な世話ができないので
こういう子でもうんとかわいがって頂ける方を募集中です。



 ふと思うこと
2009年09月04日 (金) | 編集 |
最近、多頭飼い飼育の崩壊 現場の写真をよく見る。全国で発生しているみたいだ。

どこかの民間ボランティア団体や個人が介入し、全部引き受け、手術をし、譲渡する。
保健所で処分される犬猫も丸ごと引き受け、涙をため、あーよかったと
思っているおばさんたちも大勢いることも知っている。

その場にいた犬猫は助かるから一安心。その場にいた犬猫は。
本来はこういうことを民間人が丸ごと引き受けてやるべきことと思えない。
これを続けると、行政って止まったままにならないか?ずっと溜まっているぬるま湯みたいな。

大抵の人って楽なほうが好きだから、私も多分そうするかも。

啓発もしないし、ガス処分に持ち込まれた犬猫を横に、あっそうかあのボランティアの
奥さんに電話すればいいんだ。甘えちゃえ。そうすれば引き取ってもらえる。
こういうパターンが定着するとは思えないだろうか。電話で呼んで、はいどーぞ。
おばさんたちは必死の思いで駆けつけ、犬猫を抱きしめ家に連れ帰る。
名古屋では聞かないが、以前はそうだったかもしれない。
岐阜にはそういう保健所がまだあるらしい。

殺処分という強迫観念に駆られ、何の交渉もせず保護をし続けると
一番肝心な一般人への啓発が遠のくような気がしてならない。
それでも助けたいから何か言って殺されてしまったらかわいそうだからと思う人の気持ちもわかる。
でも啓発は行政が行うのが一番効果大だ。それがされなくなる。

その場に居合わせた犬猫は助かるかもしれないけど、
事故で死ぬ犬猫も、虐待を受ける犬猫も、処分される犬猫も、場所が場所なら業者に連れてゆかれる犬猫も減らない。

なぜならこれは一部の有志だけで止められるほど小さな問題ではないからだと思う。
おばさんたちが髪を振り乱して保護に専念すればするほど、残念だけど
満足の行く成果が収められない気がする。
日本の隅々まで職員もひっくるめて大勢の人の意識を変えないと解決しない。

 ホームレスおじさんと猫達
2009年09月03日 (木) | 編集 |
NさんとHさんが河川敷の猫たちのTNRに乗り出した。
ホームレスのおじさんがかわいがっていた猫が相当な数まで増えたらしい。
今回私は現場での保護作業は関わっていない。現場付近に住む方が手術のための捕獲に協力をしてくれているのでとてもありがたい。
こういう活動はそこに住む人がやってくれるのが一番理に適っている。
Hさんたちが保護の仕方を教え、病院への搬送を行っている。

行政への報告、病院の紹介、何匹分になるかわからないけど費用の援助などではできる範囲でこれからも協力をしてゆくつもりだ。Hさんはアイラの会の副代表だが私達はじゃんけんで決めたような代表なのであまり
代表の持つ意味が無いような気もしている。

現在、6匹の去勢避妊手術が完了。ちび猫たちは時期をみて手術を開始する。
一通り終わった時点で管轄の保健所と市役所に報告書を提出する予定。
こういう光景っていつになったら無くなるんだろう。。

来週は瑞穂区の某T神社へTNRの視察にも行く予定。そこも相当数繁殖しているという
うわさですが、誰も怖くて近寄れなかった。。ひょっとしたら見るだけで終わっちゃうかもしれない。
中途半端に介入しても結局増えちゃうので意味が無くなる。労力と予算と考えて判断する予定です。