
2009年05月02日 (土) | 編集 |
私の住む町の駅前に釣具屋さんがある。釣具屋のおじさんは、盲目のさばトラ猫を飼っている。
さばトラ猫は10歳くらいと聞いている。お店がやっている日は毎日おじさんとマッタリ店番をしている。
先日店の前を通ると、そのさばトラ猫が外でごろんと日向ぼっこをしていた。久しぶりに見たので
私もごろんして猫に話しかけていると店からおじさんがでてきた。
そしてこう話してくれた。
先日、山崎川の河川敷を犬を連れて散歩に行ったら、黒猫がうずくまって死んでいたと言う。外傷も無く、生きていると思い、おいでおいでをしたら、死んでいたことがわかったと言う。おじさんはおばさんを連れ黒猫が死んでいた現場に戻り、猫を箱に入れ、線香とろうそくを持って霊園まで連れて行ったと言う。
それを聞いて、おじさんありがとうとひとまずお礼を言った。性別を聞いたがおじさんはそこまで確認しなかったと言った。
おじさんと別れた帰り道、私は、その黒猫は自分のせいで死なせたメス猫かもしれないとずっと考えていた。
ちょうど一年ほど前、私は手術のために捕獲した黒猫をNさん宅の庭で逃がしたことがある。
あまりにとっさの出来事で、私は呆然と立ち尽くした。保護した夜、猫が空腹だろうと思い、餌を入れるために庭に置いたケージのふたをほんの少し開けた。その瞬間、頭突きをして猫がケージから飛び出した。すごい力だった。
あんなことは始めてだった。あわてて追いかけたが見失った。
その日は仕事ですごく疲れていて保護する気乗りがしない夜だったことを覚えている。
ケージに入った黒猫をみて、もともとりりママから知らされていた目的の猫ではなかったのでふたを開けて逃がそうとしたとき、どうせ雌猫だから手術したほうがいいとりりママから止められた。
言い訳にも聞こえるが、そのくらい疲れていた夜だった。
その後も退社後毎日現場に出向きずいぶん探したが、まったく特徴のない黒猫だったため、判別がつかず、結局探すのをあきらめた。10日ぐらいして、河川敷で黒猫を1匹見かけたが、下手に間違った子を捕まえて保護した場所に返せば可愛そうなことになる。それで餌だけ置き、その日を最後に積極的に探すことをやめた。ただNさんとは、近くで黒猫を見かけたらとにかく手術だけはしましょうと話し合った。
釣具屋のおじさんの話を聞いた後、Nさん宅からそんなに離れていない河川敷で猫たちの面倒を見ている口紅おばさんの所に立ち寄り、黒猫のことを聞いてみると確かに黒猫も来ていたが、最近来ていないと言う。家の中にまで入ってくる人懐こい猫だったともおばさん。性別を聞いたがわからないと言う。記憶が曖昧なようだった。
もしその黒猫が私が逃がしてしまった猫だとしたら、あの猫は口紅おばさんに毎日お水と餌をもらえていたことになる。。。ありがたいと思った。
黒猫の仔猫たちはその後保護をし里親さんに譲渡した。デンちゃん(豊明市のお宅)とジジ(チョコちゃん:港区のお宅)。そんなことがあったので、親の分まで幸せになって欲しいと切に願った。
デンちゃんは保護時おびえて大泣きをしていた。なんだか不憫だった。まだ親猫が欲しくて仕方なかったのだと思う。しばらくするとNさんちの黒トラ猫のズズにデンちゃんはべったりになった。
ズズはどんな保護猫にもやさしいお母さん猫を演じる。
保護した場所に猫を返すまで絶対気を抜いてはいけないと学ばされた苦い体験だ。
テリトリーが変われば生きられない猫もいると聞く。長年同じ作業を繰り返していると、つい緊張感が薄れる時がある。
特に疲れているとき。あれ以来気乗りしない日はTNRはしない。
口紅おばさんのところにはもう一匹黒猫が来ているとNさんから聞いた。
もしその猫がオスであれば死んだ猫は逃がした猫の確立が高い。もしメスであればその猫が
逃がした猫かもしれない。
梅雨に入る前に口紅おばさんの猫たちのTNRを早いところ済ませなきゃ。
さばトラ猫は10歳くらいと聞いている。お店がやっている日は毎日おじさんとマッタリ店番をしている。
先日店の前を通ると、そのさばトラ猫が外でごろんと日向ぼっこをしていた。久しぶりに見たので
私もごろんして猫に話しかけていると店からおじさんがでてきた。
そしてこう話してくれた。
先日、山崎川の河川敷を犬を連れて散歩に行ったら、黒猫がうずくまって死んでいたと言う。外傷も無く、生きていると思い、おいでおいでをしたら、死んでいたことがわかったと言う。おじさんはおばさんを連れ黒猫が死んでいた現場に戻り、猫を箱に入れ、線香とろうそくを持って霊園まで連れて行ったと言う。
それを聞いて、おじさんありがとうとひとまずお礼を言った。性別を聞いたがおじさんはそこまで確認しなかったと言った。
おじさんと別れた帰り道、私は、その黒猫は自分のせいで死なせたメス猫かもしれないとずっと考えていた。
ちょうど一年ほど前、私は手術のために捕獲した黒猫をNさん宅の庭で逃がしたことがある。
あまりにとっさの出来事で、私は呆然と立ち尽くした。保護した夜、猫が空腹だろうと思い、餌を入れるために庭に置いたケージのふたをほんの少し開けた。その瞬間、頭突きをして猫がケージから飛び出した。すごい力だった。
あんなことは始めてだった。あわてて追いかけたが見失った。
その日は仕事ですごく疲れていて保護する気乗りがしない夜だったことを覚えている。
ケージに入った黒猫をみて、もともとりりママから知らされていた目的の猫ではなかったのでふたを開けて逃がそうとしたとき、どうせ雌猫だから手術したほうがいいとりりママから止められた。
言い訳にも聞こえるが、そのくらい疲れていた夜だった。
その後も退社後毎日現場に出向きずいぶん探したが、まったく特徴のない黒猫だったため、判別がつかず、結局探すのをあきらめた。10日ぐらいして、河川敷で黒猫を1匹見かけたが、下手に間違った子を捕まえて保護した場所に返せば可愛そうなことになる。それで餌だけ置き、その日を最後に積極的に探すことをやめた。ただNさんとは、近くで黒猫を見かけたらとにかく手術だけはしましょうと話し合った。
釣具屋のおじさんの話を聞いた後、Nさん宅からそんなに離れていない河川敷で猫たちの面倒を見ている口紅おばさんの所に立ち寄り、黒猫のことを聞いてみると確かに黒猫も来ていたが、最近来ていないと言う。家の中にまで入ってくる人懐こい猫だったともおばさん。性別を聞いたがわからないと言う。記憶が曖昧なようだった。
もしその黒猫が私が逃がしてしまった猫だとしたら、あの猫は口紅おばさんに毎日お水と餌をもらえていたことになる。。。ありがたいと思った。
黒猫の仔猫たちはその後保護をし里親さんに譲渡した。デンちゃん(豊明市のお宅)とジジ(チョコちゃん:港区のお宅)。そんなことがあったので、親の分まで幸せになって欲しいと切に願った。
デンちゃんは保護時おびえて大泣きをしていた。なんだか不憫だった。まだ親猫が欲しくて仕方なかったのだと思う。しばらくするとNさんちの黒トラ猫のズズにデンちゃんはべったりになった。
ズズはどんな保護猫にもやさしいお母さん猫を演じる。
保護した場所に猫を返すまで絶対気を抜いてはいけないと学ばされた苦い体験だ。
テリトリーが変われば生きられない猫もいると聞く。長年同じ作業を繰り返していると、つい緊張感が薄れる時がある。
特に疲れているとき。あれ以来気乗りしない日はTNRはしない。
口紅おばさんのところにはもう一匹黒猫が来ているとNさんから聞いた。
もしその猫がオスであれば死んだ猫は逃がした猫の確立が高い。もしメスであればその猫が
逃がした猫かもしれない。
梅雨に入る前に口紅おばさんの猫たちのTNRを早いところ済ませなきゃ。
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