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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 北極
2009年02月17日 (火) | 編集 |
オーストラリアで大火事があった。その日は異常な高温となり自然発火が原因だったよう。オーストラリアは空気がとても乾燥している。これからそういった自然発火が世界のあちらこちらで起こるようだ。
アマゾンでこれが起こると地獄絵になると思う。考えるだけでぞっとする。乾燥すると山は火事になりやすい。猫友達のNさんが相生山に道路が作られ、空気がずいぶん乾燥してきたと以前話していた。
必要ない道路、地元の人はかなり反対したよだが、愛知も名古屋も土建大好き。結局、税金使って、一瞬だけ地域に経済効果を与える意味の無い工事は決行されたようだ。ハクビシンや狸が寝床をなくし、頻繁に民家に出てくるようになったらしい。動物好きな住民が不憫で餌を与えていると聞いた。

私たちが守る身近な動物たちと異なり、飢えた野生動物をどうしてあげればいいのか考えると
途方に暮れる。会社で休憩時間に日経を読んだ。それくらいしか読み物が無いので昼休憩に読む。
ホッキョクグマは相当ひもじい思いをしているようだ。以前では考えられない広範囲を餌を求めて泳ぎ、波に飲まれ溺死する。小さなアザラシを捕食しようと厚い氷を前足で必死で割っているそうだ。

北極海はもともと黒いらしい。そこに氷が張り、太陽を反射する。一旦溶けると黒は太陽の光を吸収する。海水温が上昇し一気に地球全体の温度が上がるらしい。
これがあと数十年で起こるという話だ。カナダにはホッキョクグマの2/3が生息するらしいが
イヌイットは生活のためホッキョクグマをハンティングしている。

昔、温暖化を止める最も効果的な方法は人口の減少しかないと人類学の先生が言っていた。
確かに、人がいなかったらこんな現象は起こらなかったに違いない。

どの国も景気回復に躍起になっているけど、物言えない動物たちが可愛そうだ。