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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 ララァちゃん 
2009年01月09日 (金) | 編集 |
昨年の夏に譲渡した黒猫のララァちゃんが今月7日に息を引き取った。
癌が再発し、3度の手術をした後、里親さん、獣医さんと相談し、これ以上でてきた腫瘍は切らないでおくことに決めた。そのたびに全身麻酔をかける手術は猫にも負担だと考えた。
ララァちゃんは結構年齢もいっていたようだった。外にいたときは、おそらく何度も出産を繰り返し体が弱っていたのだと思う。なな

どーんとした性格のララァちゃんは、私の家にいたときもYさんの家にいたときも、一番ふかふかの場所を占領した。誰がきても動じない。まるでお店屋さんの猫みたいだった。Yさんの家へ行った初日から掛け布団の真ん中にデーンだったらしい。床に横になっていると早くベッドで寝てください。電気消してくださいと態度で訴える猫だったらしい。おしゃれな模様の赤い首輪を買ってもらってつけていた。よく似合った。

外で苦労した子だと思うが、最後は暖かい家の中で息を引き取った。
もっと苦しむ日が続くのではと思っていた。とても苦しみだしたら、安楽死させてやろうとYさんと覚悟していた。でもそのようにはならなかった。亡くなる前日まで少し餌を口にしていたようだった。Yさんにはとても感謝している。他に多くの猫の面倒を見ている私では到底十分な面倒を見てやることができなかったと思う。

Yさんがララァの苦しみが終わったので、安堵していると言ってくれた。
なんだかとても遠い日に起こった出来事のように思える。

ララァちゃんが亡くなった日、黒猫のチビを見かけた。保護しようと試みたが、警戒心が強く、周囲にいる別の猫たちが保護され連日成猫たちの去勢避妊手術をしている。住民の人の協力が不可欠だが、協力が無くても、春が来る前に一匹でも多くのメス猫の手術を終えたい。