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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 藤野真紀子さん
2008年12月08日 (月) | 編集 |
私は真紀子という名前の政治家が好きかもしれない。
でも藤野さんは自民党でもう一方の真紀子さんは民主党になってしまった。

藤野さんは瑞穂区から出ている議員さん。
私たちのような地味な活動をしている市民にも快く会ってくださった。
野良猫問題について現場の人たちの声を聞きたいとおっしゃってくださった。

お会いする当日の朝、うちに電話がかかってきた。朝6時頃だったと思う。
藤野さんからの間違い電話だった。
「ごめんなさい。家を留守にする間、犬の面倒をみてもらおうと娘の家に電話したつもりでした。」と藤野さん。
犬を2匹飼っていらっしゃるそうだ。お会いしたとき、家の周辺の猫たちも皆不妊手術をし、今は数が安定しているとおっしゃっていた。

藤野さんは日本の将来をとても気にかけている。
国の資質は、その国に住む人の資質と関連する。
人が落ちぶれれば国も落ちぶれる。
やがて大人になり国を引き継ぐ子供の成長は、国の行く末を左右する。

1995年私がアメリカから帰国したとき、まだ日本の安全神話はかろうじて残っていた。
その年の夏から異常気象が始まり、だんだん遊び感覚で人を殺す事件が起き始めた。
自暴自棄な人が増え、日本がおかしくなり始めた。気象のせいだと言う同僚がいた。無関係ではないみたいだ。

猫の活動をしているといろんなことを知ってしまう。
以前なら、駅前で貰ってくれる人に猫をそのまま渡したりすることもあったが、今は到底出来ない。
虐待目的で欲しがる人がいるからだ。病的な人が増えてきている。
日常茶飯に、動物や子供、抵抗できない弱者が狙われている。

私たちが小中学生だった頃、勉強だけ出来ればあとはよいという風潮があった気がする。
その頃育った子供たちが今、大人になり、子供を育てている。
勤勉でない子ばかりが育っても困るが、思いやりや協調性のない人は会社勤めも難しい。

子育てはとても奥が深いと思う。ただ良識ある大人たちを見て育つ子供は良識を自然に身につける気がするけど、そんな簡単なものではないのかしらとも思う。

総理大臣がコロコロ変わる日本。これも1995年辺りから始まった。
事情でアメリカと日本を行き来していたときがあった。隣に座っていた外人から今は誰がPrimeMinisterと聞かれ、答えるのに数分かかったことがあった。
行きと帰りでもう変わっていたのだ。
天皇陛下も任命式のたびに礼服着なきゃいけないから忙しい。

党の派閥を超え、良識のある大人が国のためになる話し合いをしなければいけないと一議員である藤野さんが言わなければいけない国会ってどんな人の集まりなんだろうと思う。
良心と良識と頭脳を持ち合わせた質の高い人材を法律を作る場所である
国会、へ送る義務と権利を私たち有権者は持っている。

好景気だった名古屋が不景気になり、弱者が切り捨てられる。
個人の能力なんて関係ない。切り易いから切ってゆく。
お城なんかに180億円も費やす余裕があるのだろうか。と思ったりする。


 外の猫たち
2008年12月08日 (月) | 編集 |
ここのところ、夜はかなり冷え込む。
家のネコたちも、床カーペットから離れない。

家の近所のスーパーの側に猫たちがいる。
そこに、去勢手術をしてリターンした成猫や外飼いの飼い猫に混ざり、今年初めて冬を迎える中チビ猫がいる。
甘えた顔をした茶白猫だ。
この中チビ猫と一緒に連れ立って遊んでいたチビ猫のほうは先月無事里子に出し、
今頃暖かいコタツの中だ。

中チビちゃんが気になり、何度か足を運んでいた。ここは複数の餌やりさんがいる場所なので
私は餌をあげる目的ではあまり来ない。雨降りで他の餌やりさんが来ない日や、お水の補給に来るくらいである。
去勢手術をしたグレちゃんたちがたまたま座っているときは、カリカリを置いてやったりする。

数日前、会社の帰り、前を通ると、お腹が空いたと中チビが鳴いていた。
私の顔を見ると一層激しく泣いた。冷たい風が吹きさらす寒い日だった。
人間は怖いけど、お腹が空いているから、ビクビクしながら泣いていた。

まだ時間が早く、大勢の人がその前を通っていたが、かわいそうだったので人目をはばからず、
大缶とカリカリを容器の上に置いた。こんな寒い日に餌をあげて何か言われたら、怒鳴り返してやろうと思った。
小さな生き物をかわいがれない大人が、人のことなど思いやれるわけもない。

中チビはびくびくしながらガツガツ餌を食べ始めた。よほど連れて帰ろうかと思ったが、断念。
中チビちゃんは、まだ触れない。すり込みが必要な猫かもしれない。と思ったからだ。
Nさん宅にも中チビちゃんくらいの大きさのネコがまだ2匹、家にもすり込み中の家庭内野良がいる。
私たちの努力が足らないかもしれないが、これくらいの大きさの新しいネコは、ちょっと怖くて今手が出せない。

翌日もまた寒かったので、寄ってみた。冷たい石の上にじっと箱すわりしていた。
すでに誰か他の人が餌を置いていった後だった。
撒きえさと違い、容器にカリカリがタップリ盛られていた。
横に缶詰のふたが転がっていた。缶詰のトッピングだけはすでに食べ終えていたようだった。
水の入った容器の底を拭き、水を足した。
ゴミを片付けながら、この寒い日に慌てて餌を置いてゆく人たちのことを考えた。
ここにトイレを置き、決められた時間にきちんと猫たちの世話ができるようになればいいなぁと思う。

世話している間に人に馴れる子がいれば、徐々に里親さんも募集できる。
今のやり方だと馴れる子にも馴れさせる時間を与えられない。
目くじらたてて怒鳴る人が多いエリアだからまったり猫の相手などしていられない。
理屈を話しても介さない人に絡まられると面倒だ。おじいさんに多いタイプ。紳士でないおじいさんたち。

夜、西濃地区で活動しているIさんから電話があった。地区の長老おじいさんたちと話をしたそうだ。
私も呼ばれていたが、死なせてしまった黒猫の件などもあり、今回は会合も夜だから来なくていいよと言ってくれた。
西濃地区の権力者のおじいさんは、野良猫問題解決について反対する人をいちいち説得する必要など無く、いいことしているんだからさっさと着手しようと市役所にも積極的に働きかけているそうだ。
そういうおじいさんにはうんと長生きして欲しい。大垣がんばれ!