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人間社会で翻弄する動物の視点から色々綴っています。
 会社の猫 祥子ちゃんとなごみちゃん
2017年07月13日 (木) | 編集 |
勤めている会社の敷地をテリトリーにしている猫たち3匹、全部黒猫です。
そのうちの1匹、雄の黒は、時々来ますが、あまり会社の敷地内で最近は見かけません。

今年のはじめ頃、まだ未手術の雌猫「祥子ちゃん」の具合がおかしい。
と気付きました。
舌がいつも出てる状態。そのうち、体が汚くなりました。
口内炎のようでした。毛づくろいできない感じでした。

どんどんやせていきました。
あまりの痩せ方に、これはただ事じゃないと、
なんとか捕まえたくても、用心深くてどうにもならず。
餌付け開始。
2ヶ月たって、ようやく手で捕まえることができ、
昨日、病院へ連れて行ったのでした。

エイズだと判明。最悪です。
もちろんエイズ保菌猫でも一生発症しないで18年生きる猫も普通にいます。
ただ、祥子ちゃんは冬の環境が辛かったのか、発症してしまったようです。
黄疸もひどく、口内炎で口の中はボロボロ。
ヨダレも酷く、結構強烈なにおいです。
shokochan2017 7
ずっと舌出てます。

工場の敷地内の芝生の上を走り回ったり、
仲良しのなごみちゃんといつも一緒にいたから、
悩む悩む。
なごみちゃんは、今日も一人ぼっちで寂しそうだったし。
始めて聞いた泣き声が、悲しそう。。
悩む悩む。
でもこの暑さ。祥子ちゃんを敷地に帰すのも。。
悩むなぁ。。
しかし、意外に工場の敷地は広く、風が拭いて涼しい場所もあったりして、
悩む悩む。

うちで保護すれば、ケージからはもう出すことがほぼできないです。
だって、部屋数もないし、他の猫のことが心配です。

一人ぼっちになってるなごみちゃんは、かわいそうだから、うちで飼ってもいいよ。と
会社のTさんが言ってくれますが、Tさんちには猫が2桁いるそうで、
ん~
悩む悩む。
豪邸?なのかなぁ。。

鼻血が出るようになったら、安楽死を考えてよいと思いますと先生。
ん~。次の冬は越せないそう。

缶詰2缶、ぺろりと食べ、カリカリも食べ、排泄もきちんとし、
平屋ケージの中で、おとなしく仔猫のように納まっている祥子ちゃん。
一体いくつなんだろう? なごみちゃんと同腹ではないんだろうか?
なごみちゃんはエイズも白血病も陰性だったのに、祥子ちゃん、喧嘩して噛まれてうつされてしまったんだろうか?
可哀想だなぁ。。

なごみちゃんも可愛そう。。

暑い夏に、本当に困ったです。。

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 今日もまた新顔が
2017年06月01日 (木) | 編集 |
今日もまた、遺棄ニュース。

中村区の公園、捨てられていた仔猫とともに、どうやら、親猫らしい猫も捨てられていたようです。

親猫は、捨てられて、びっくりして、遺棄された場所から動けず、ずっとうずくまっていたそうです。
個体によって性格はまちまち。こういう超びびり猫、時々いるみたいです。

痩せて、背中がゴツゴツしています。
雌猫は、出産すると相当栄養を取られるのでかなり痩せます。
何回も出産する子は、やはり長くは生きられないようです。

餌だけ与えて、仔猫が生まれて、親子ごと置き去りにしたんでしょうね。

現場に出くわした、Yさんから、こんな猫を避妊手術後にリターンするのが忍びないと連絡を受けました。
そりゃそうだよね。ずっと同じ場所から離れずこんな様子でションボリしてるんだから。
とりあえず、病院に預けることに。

nakamura_5_2017.jpg
この時期、仔猫が産まれます。外猫の手術を冬に済ませておかないと、大変なことになるのです。
それにしても、大きな公園は遺棄が絶えず、この時期はとくに、休む暇がない感じです。

公園を管理する人たちがようやく、看板の設置をしてくれたようです。
最初は、景観が悪くなるから嫌だ!なんて言ってたようですが、そんなこと言ってる場合じゃないということに
ようやく気付いたようです。
kanban.png
公園だから、ではなく、どこでも、遺棄は駄目です。
「不幸な命を生み出さないために、避妊・去勢をしましょう」
ポスターの文言通りです。
どれだけの住民が協力して手術をしてくれるか、猫問題の解決はそこにかかっています。
名古屋市では、自分たちの町内の猫であれば、ほぼ無償で手術ができるシステムが整っています。
管轄の保健所や愛護センターに問い合わせてください。

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 公園に捨てられた仔猫たち
2017年04月24日 (月) | 編集 |
YさんがTNRしている大きな公園に、仔猫が捨てられていることが日曜の朝にわかった。

乳飲み猫3匹。警察を呼び、現場検証してもらい、そのまま愛護センターへ。
発見されたときには、3匹とも、カラスに突かれていた。
そのうちの1匹が重症だった。

早朝人気のない時間に、まだ10cmほどの目の開いているかいないかわからないような
猫たちをモノのように、ポイと、公園に置き去りにした人がいたらしい。

親猫は、この時期、こういう小さな猫は、一生懸命隠して育てる。
私たちでさえ、これほど小さな猫がどこに隠されているかなんて探すことはほぼできない。
だから、1月ほど、親猫の様子を見て、仔猫がチョロチョロ始める頃に、ようやく保護する。

この小ささで、こういう猫を、手に取れる人は、おそらく、母猫が心を許している人間。
つまり、飼い主のような存在の人の仕業だと思う。

かわいそうに、親猫のそばにおいておけばこんなことにならなかったのに。
警察経由で愛護センターに行き、センターから連絡を受けすぐに引き取り、病院へつれていったけど、
1番小さな、仔猫が、今朝、息を引き取った。
カラスにつつかれ、顎に穴が開き、息をするのも苦しかったと思う。
小さなお腹で苦しそうに息をしている様子を見るのがとても辛かった。

猫をわざわざ公園に捨てに来た人、高齢者であろうとも、天罰を与えてほしいと思う。
この人、おそらく、また同じことをする気がする。
もし私の感が当たっていれば、
えさは適当に与えるが、猫をモノと考える、私たちには到底理解できない人だ。
そういう老婆に、これまでも何人か会ったことがある。
えさは与える、仔猫は死ぬ、なんとも思わない。昔、仔猫の間引きをしていたような
猫飼いは、そういうことに抵抗がないようだ。

おそらく、複数の猫たちに餌を与えていると思う。手術には無関心。

この公園には、年に、4回ほど、遺棄がある。
公園をテリトリーにするネコ達の手術はほとんど済んでいても、遺棄は耐えない。
名古屋市内の公園は、土木管理事務所がボランティアと協力をし、公認で、猫の管理がされるべきだと思う。
遺棄は犯罪ポスターも、景観が悪くなるから貼りたくないと否定的らしい。
こういう姿勢は一体どうなんだろう。
まるで理解ができない、無能な管理者相手に、どこまで地域猫の活動などやれるのか。

警察が遺棄をした犯人を検挙できるなどとは到底思えない。
飼い主のいない猫の去勢不妊は、公園だけでなく、公園に隣接する地区の住宅街で進めることが必要だ。

そして、モノではなく、生き物としての動物の福祉の向上に取り組み、法律をもっと変えないと、こういう人いなくならない。
そのままそっとしておけば、母猫が一生懸命育てたはずだった。
おっぱいが飲みたくて仕方がない仔猫を、無理やり親から奪い上げ、親猫が取りにいけないような場所に捨てることが、今の時代でもできる人って、ほぼ犯罪者だと思う。
カラスに仔猫を殺させても、手術しない限り、母猫はまたすぐ仔猫を産む。
また捨てるんだろうか。それとも今度は殺すんだろうか。

IMG_0262daisy.jpg
助けてあげたかったけど、助けてやれなかった。
ディジー、母猫から放されて、大泣きしていたんだよね。
だからカラスに狙われた。
なんともやりきれない。

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 見守り隊
2016年10月27日 (木) | 編集 |
仲間のHさんが住むエリア、ある日、ひょっこり、「見守り隊」になったようです。

あまりのひょっこりさに、報告を受けたとき、正直ビックリ。
「。。。そうなんだ。。」
「よかったよかった」

実はこのエリア、まだ一匹もTNRしていないエリア。
これまで度々、妙に人馴れした猫が、これまたひょっこり登場し、
そのたびに、抱っこ保護で、譲渡していたのです。

「どこかに餌をあげて、可愛がってるけど、手術してない人がいるね」なんて話していたのです。

Hさん、まったり、でも、確実に、ちらしとともにご近所に話を持って行きました。
「そんないいことなら早くやりましょ」とご近所と会長さん。
とんとん拍子で、サポーターを飛び越え、見守り隊となりました。

あっさり、お茶漬けみたいな感じで見守り隊に。
長年、TNRに明け暮れてるエリアでも見守り隊にはなれないのが現状です。
なぜって、必ず反対する人がいるんです。妙ですよね。
それさえなければ、いろんなエリアで私たちもTNR手伝えていると思います。

結局、これって、人なんですね。
そして、心のあり方ももちろん大事だけど、頭の良い悪い、が重要な気がします。
だって、今なら助成金で手術できるんだから、早くやったほうが費用負担も頭数も少ない。
枠内(市が年間に助成できる合計額)であれば、見守り隊は全頭助成金が出ます。

住民が自分たちの地域のためになると早く理解すれば、さっさと着手できる。
猫もどきに、と、理解しようとしない人たちがごっそり会長とかやっていると、いつまで経っても、効率的に実施できないから
負担が大きく、継続的に管理できない。

Hさんの住むエリアは、頭がいい人が多いから、飛び級で進級した、感じですね。
実に気持ちが良いです。まだTNR開始前ですが。

10万人住む瑞穂区で見守り隊が承認された2番目のエリアだそうです。
もっと増えなきゃ。

協力リストに載っている先生のところで手術ができますが、最近では、評判のいい協力病院は予約が大変だそう。
数ヶ月先まで予約でいっぱいの病院もあるとか。
サポーターや見守り隊が増えれば増えるほど
この問題も深刻になりそうですね。

獣医師会に入っていない病院にも,せめて1/3の1万円でもよいからの助成金が税金から出れば、
この状況も良くなると思いますが、
既得権益が絡むことなので、そう簡単に、はい、そうしましょう、とはならないみたいですね。
ドロドロしてるです。

みんな、「アルプスの少女ハイジ」とか見て育たなかったのかしら。
私はペーターやハイジみたいな子が好きですね。(^-^)/



次回の譲渡会は11/6(日)です。
譲渡のお約束事は「踊るココちゃん」ブログで確認してください。
fukiage.jpg


 傘オジサン
2016年09月08日 (木) | 編集 |
平日の10時過ぎ、なんとなく疲れてぽわ~んとしていると、
仲間のTさんから電話が。

声の様子があれ?脅えてるような話し方。

ぽわ~ん状態から我に返り、
「どうしたの?」と聞くと、
TNRしたネコ達の世話をしにいつものように現場に行くと、
猫に傘を振り上げる60代の男と遭遇したという。
「何するんですか?」ととっさに話しかけると、
このオッサン、そんなに可愛いなら持ってけ と傘で猫とTさんを突くそぶりをしながら詰め寄ったらしい。

110番したらしいが、とりあえず、現場に急行した。

こういう輩の決まり文句。「持ってけ」恐喝だよね。

持ってけないから地域猫にして繁殖制限しましょう。でしょ。

現場は住宅街。すでに警官が2名来ていた。
私と仲間のHさんが到着すると、神経質そうな顔した60代の男が、
「この人のせいで、最近猫が増えて困ってるんだ。この人のせいで、この人のせいで」を連発して
一切合切の猫の不満をTさんにぶちまける。深夜11時、寝てる人も多いはず。
この台詞も、お決まりだ。この人のせいで猫が増えた。

面倒をみている人が来れば、猫たちは一斉に出てくる。だから増えたと感じるだけ。
実際、ずいぶん譲渡もしているし、成猫は全てサクラ耳猫たち。手術してる。新入りがくれば
すぐわかる。Tさんたちがいなかったら、今頃軽く3倍の頭数になってるはず。
地域猫の活動の話をすると、
「そんなの私は理解しない。私は理解しない」と繰り返し手振りを沿えて叫ぶ傘オッサン。
「理解するしないは、お宅の勝手」
「私たちは国や市がやってることをサポートしているだけですから」と私。

後で聞くと、町会でもこんな調子で、餌さえあげなければどこかに行くんだからとまくしたてていたそうだ。
同席していた役員の女性が、猫を増やさないためにやっている活動だと話したらしいが、
そんな説明なんて理解不能。
気にいらないものは、どっかよそにもって行けばいい。そう! ゴミは隣町へ!
実にトロッチィ。
「持ってけ」じゃなくて、「ご苦労様です」でしょ。

実は、こういう爺さんが一番猫を増やす原因を作っている。
猫活動に関わるとこういう厄介者と関わることになりかねない。
だから皆猫が増えても何もしない。餌をばら撒く、か、多頭飼育崩壊寸前でも、何かされては可哀想と、しぶしぶ猫を連れ帰る。
で、崩壊して、ボランティアや保健所が問題に巻き込まれる。

私たちのやりとりを始終聞いていた警察官が
「やった、やってないの水掛け論なんで。。。」と言う。
「何それ?」
「傘なんて振りかざしていない」と言ったらしい。

そして、この警察官さらにこう言った。
「一人を相手に大勢集ってもこちらの人も気の毒だ」ときた。
「この現場1週間ほど前に、餌に毒をまく男もいたそうですよ」と言うと、
「この人のせいと決め付けるのは良くない」と同じ警官。
この切り返しは、お粗末過ぎる。傘オジサンの顔色だけを見て話している。

面倒だし、どうせ相手は女だし、黙りそうな方を黙らせればそれでよし。と思ったに違いない。
警察官の名前を聞き、
「私たちは、環境省が力を入れ、市が始めた事業をサポートしているだけです」と再び繰り返す。
もう一人の警官が、「こういう話で呼び出されること、時々あるんですよ」と言う。
その割には、対応がまるで酔っ払いの喧嘩の仲裁より酷い。

地域猫の活動は一般市民が主体。その市民がサポートされず、こんな活動広がるの?

警官の間で「捨て猫が犯罪」は最近になってようやく認知されつつある。
おそらく、ちょっと前に、大府の団体が仔猫を遺棄した警察を告発してからだ。
助けようと思う気持ちでしたことだけど、
遺棄が法に触れていることを知らなかった「無知さ」が告発され書類送検となった。

今回のこの件、始終薄笑いを浮かべ、リュウマチのように震えながら騒ぐオッサンはどうでもいいとして、
警察の対応に、この国大丈夫なんだろうか?の疑問が湧いた。
人格者でもない人間が権威を持つと、人を見下す癖を持ちやすい。
そんな癖を持った警官は、他の仕事に就くべきだと思う。